タックル何本用意する?用意すべき3タックル。

ボートで釣りをするとき、何本のタックルを積みますか?

持ってるタックルすべて載せて挑む方、絞って釣りをする方色々だと思います。

今日はBassmasterからアメリカのバスプロ、ジョン・クルーズの記事“Three basic rod setups”を翻訳し、どんな風にタックルセレクトすべきかという基礎を学びます。

 

3本で成り立つ

バスプロなんかは10本以上ロッドを載せて試合に挑んだり。

色んな状況に素早く対応できるような積みかたをしてますよね。

が、ハードコアな素人アングラーは別として、一般人にはそんなことできません。

そんなとき、3本あればとりあえず釣りは成立するよというのがジョン。

高くなくていいし、たくさんなくてもいい。とりあえず、3本ということで、ジョンはどんなロッドがいいロッドなのかをまず話していきます。

いいロッドの定義

ブランクについて

The place to start is with the blank. High modulus graphite is my recommendation. It’ll give you a good combination of durability and feel. After that you want to look at the component parts — the tip, the guides, the wrapping, the reel seat and the handle. The safest bet here is to go with Fuji products. They’re durable and their quality control is excellent.

ハイモジュールグラファイト素材のロッドが耐久性と感度もあっていいよ、とジョン。

ハイモジュールグラファイトというのは高弾性のロッドのことです。

ロッドを選ぶときはまずはブランク部を優先的にチェックし、そこからティップやガイド、カーボン巻きなどのラッピングやリールシート、そしてハンドル、グリップに着目しようと言っています。

FUJI製のものであれば耐久性もあり、品質管理がいいのでハズレなし、とジョンは付け加えます。

迷ったらFUJIのガイドやリールシートが搭載されてるものにしようねということですね。

ガイドについて

I’m partial to micro guides. They give you more feel and a little more casting distance because they funnel the casting energy in more of a straight line. The number of guides matters, too. More guides on the rod give the line more places to touch the rod. That makes for more feel.

感度がよく、飛距離も延びるマイクロガイドがいいと、ジョン。

ガイドが小さいことで、ラインが暴れずに真っ直ぐ放出されるから飛距離もでるとジョンは言います。

ガイド数もまた、大事なポイントです。

ジョンがいうに、ガイド数が多ければラインが触れるポイントが多く、感度のよさに繋がるとのことです。

これらの見解に反対する考えもありますが、ここではジョンの意見の紹介までにします。

ガイド数が多い少ないやマイクロガイドのような小口径ガイドの飛距離や感度については、また違う記事で紹介できたらと思います。

 

どうやってロッドやメーカーを選ぶか

ビギナーにとっては、ただ竿を眺めただけでは、耐久性やガイドの接着部等の良し悪しを判断するのは非常に難しいです。

ジョンは、実際身の回りにいる人にメーカーの評価や意見を聞きましょうと言ってます。が、もちろんその聞く相手が実際にそのメーカーのロッドを使ってないとダメだよと加えます。

当たり前のことなんですが、大事ですよね。ただ、ツリラクのようにバス釣り仲間がいない人間には難しい…。

で、じゃあ聞く人がいないとか、もしくは聞いてみたけどやっぱり耐久性等に不安が残る場合はどうしたらいいかということで、ジョンはアメリカ製を買えといってました(笑)。

アメリカンブランドもチャイナメイドや国外生産が多いと思うんですよね。アメリカンブランドでアメリカメイドだと値段するんじゃないのかな。

値段

Price is a little more complicated. There’s a world of difference between a cheap rod and a medium priced rod. Almost anyone can tell that difference. There’s less difference between a medium priced rod and a high priced rod, and it takes a highly experienced angler to find that difference. Very few anglers need a super expensive rod. The medium price range is where most anglers will get their best value. Frankly, that’s what I use in the Bassmaster Elite Series.

中価格帯ロッドと低価格帯のロッドには、誰もが明らかに感じる違いがあるよとジョンは言います。

高級なモデルとミドルレンジの竿にはそう大きな違いはなく、ハイレベルなアングラーであれば感じることのできるようなレベルの違いだといいます。

ということで、中価格帯のロッドをとりあえず手にするべきだというのとプラス、がゆえにジョンもこの中価格帯ロッドでバスマスターエリートシリーズに出ているんだそう。

向こうのプロがハイエンドを使わずに戦うっていうのがいつも本当に驚きです。

それではジョンが選ぶ3つの番手を具体的に見ていきましょう。

1本目

Let’s start with a 7-foot, heavy action model with a little bit of tip. (A little bit of tip means a soft or fast tip.) I pair it with a high-speed reel. I probably catch more fish in a year with this rod than with any other I own.

It can be used for almost any technique involving worms or jigs. It’ll handle light pitching, too. I also use mine for plastic stickbaits, frogs and swim jigs.

1本目は7フィートのH(ヘビーアクション)ロッド。

ロッドティップがソフトもしくはファストアクションのヘビーロッドを選択するようです。

用途はワームの釣り。ラバージグやセンコーのようなスティックベイト、フロッグやスイムジグもこれでやると。

合わせるリールはハイギアです。

シングルフックのワームやラバージグ、そしてフロッグをがっつりフッキングさせるパワーゲーム用のタックルということですね。

ただフロッグやるならPEですよね。ワームをやる場合はショックリーダーを結ぶということでしょうか。

ジグやフロッグでもゲームを組み立ててモンスターを引きずり出す。

日本だと琵琶湖スタイルでしょうか。確かに琵琶湖でやるならヘビーロッドは必要です。

琵琶湖じゃなくともフロッグやるならパワフルなロッドは必須。

フロッグだから手の届くバスもいるので、フロッグスキルを上げると釣れる魚は増えますね。

確かにマストな1本です。

2本目

My second casting rod is a 6-foot, 9-inch medium heavy model with a little more tip action. I also pair it with a high-speed reel. This is my most versatile rod. I’ve had one of these for years. It’ll handle jerkbaits, small spinnerbaits, small topwater plugs, small and medium size crankbaits, vibrating jigs and smaller swimbaits.

2本目は6フィート9インチのMH(ミディアムヘビー)ロッド。

これも、ロッドティップが入るようなアクションのもの&ハイギアリールセレクトで。

用途はスピナベ、ジャークベイト、小型トップウォーターベイト、スモールサイズクランク、普通のサイズのクランク、チャター、小さめのスイムベイトなどなど。

とにかくバーサタイルに使うための1本です。

7フィート未満のMHはおかっぱりでも重宝する番手ですよね。

個人的にエクスプライド168MHがかなり気になってるんですが、この番手なら取り回しもよく、本当に色々できますよね。

ただクランクベイトはどうでしょう。モノによっては全然問題ないかもしれませんし、モノによってはバイトを弾いてしまうかも。

この1本も外せませんね。

3本目

The third rod that’ll complete our selection is a 7-foot, medium action spinning model with an 80/20 backbone to tip ratio. (That means it’ll bend near the tip like an L with 80 percent of the blank straight.) This is a very versatile size and action. It’s good with a shaky head, a drop shot, a wacky rig and almost any small jerkbait or crankbait.

3本目は7フィートミディアムのスピニングロッド。

ティップが「L字」のように曲がるのがいいんだとか。

曲がる部分がブランクの20%、残り80%は曲がらない調子が望ましいとのこと。

汎用性が高く、シェイキーヘッドやダウンショット、ワッキー、小さめのジャークベイトやクランクベイトも扱えるということです。

いかにもアメリカンなセレクトで、日本では「??」となるかもしれません。

強いて言うならパワーフィネススピニングが、これに当たる感じでしょうか。

先の2本がヘビーよりの2本なので、日本であればスピニングはもう少しフィネスよりでもいいかもしれません。

自分だったら6フィート3インチ~6フィート6インチくらいのL(ライト)かML(ミディアムライト)を選びます。

UL(ウルトラライト)もありですが、MLの方が快適に使えるルアー重量の幅が広いので、3本縛りという条件であればMLの汎用性は魅力です。

軽いスモラバやネコリグ、ノーシンカーも十分扱えますし、シャッドやメタルバイブなんかも気持ちよく扱えるので個人的にはMLがオススメです。

まとめ

もしボートの釣りで3本、といったらみなさんはどんなセレクトをしますか?

色んな選択肢があると思います。

今回の記事を書いたジョンはあくまでも3本と言う限られた条件の中で、色んな釣りがある程度できるようにということで上の3本を選んだんだと思います。

あとはアメリカという条件&ビギナーや中級者をターゲットにした記事だということ。

なので日本であればベイトフィネスや、ソリッドティップのULを含めようという意見もでるでしょうし、ビッグベイト好きな方はエクストラヘビーを1本持っていくでしょ、という考え方も出てくると思います。

もし今週末ボートで釣りに行くとして。

3本しか持っていけないとして。

自分だったら何を選ぶか。

そんなことを考えながら眠りにつくのが楽しいわけです。

みなさんだったら何を選ぶか、よかったら教えてくださいね♪

ということで今日はこのタックル3つあれば釣りは成立するよ、というテーマでした!

あ、そういえば青木大介プロが「タックル2本で」っていうテーマで本を書いてましたね。

 

これ読んで、青木大介流の考えを勉強しないと・・・。

 

Thank you for reading!

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