冬バスをシャッドテールワームで釣るときの肝、「頭でっかちリグ」。

名付けて「頭でっかちリグ」。

なんのことかわかりませんよね。

今日はScout.comの記事、“Why to Go Big with Small Swimbaits for Winter Bass Fishing” を翻訳し、「頭でっかちリグ」について紹介していきたいと思います。

 

冬の釣りの肝。距離のつめかた。

出典:Wired2Fish

Distance and depth can lead to more bass fishing success when fishing clear cold water in the winter and early prespawn.

During an early winter trip to Alabama’s Lewis Smith Lake, I watched Aaron Martens grow increasingly frustrated with pods of spotted bass that were blowing up on shad in the mouths of deep creeks. The frequent boils seemed to imply an easy feeding deal, but the fish remained out of reach for even a heaving cast.

Sneaking into range can be easier said than often done in deep, clear, highland reservoirs.

“They’ll hear you coming and move,” Martens lamented. “That’s why it can be so hard when the fish are actively feeding; they won’t stay in one place long enough.”

The solution: A swimbait.

「距離」と、「深さ」が冬やプリスポーンの時期の、冷たくて透明な水の釣りで成功するためのカギになるんです。

アラバマのルイススミス湖に、冬の初めに旅行へいったとき、アーロン・マーティンスが深い支流の入り口で、シャッドパターンでハマりそうなスポッテドバスにいらついているのを見たんです。

ボイルが起こるも、キャストでは届かないようなところで起こるんです。

深くて水がきれいな、高地のリザーバーでは、魚のレンジに届かせる、っていうのは、口でいうのは簡単だけれど、やるのは難しいんですね。

「アングラーが来たこと、去ること、全部バスは聞こえてるよ。」とアーロン。「だからバスがフィーデイングのスイッチが入ってるときに釣るのが難しいんだ。長いこと同じとこに居着かないからね。」

解決策は・・・スイムベイト(シャッドテール)

 

冬に限らないけれど、気むずかしいバスを釣るには、ディスタンスつまり距離の取り方が大切だと、いうヒントがアーロンから頂けました。

バスボートの存在感がすごいからだ、とも思いますが、おかっぱりでもそうですよね。

結構距離があるはずなのに、上で歩いているとスーッと消えていくベイトやバスの姿に何度出くわしたか。

距離を取って、バスに気づかれないような間合いをとることが大切なわけです。が。

となると、ロングキャストが必要になりますよね。

で、アーロンはシャッドパターンに合わせるため、そしてロングキャストを可能にするため、2-3インチのシャッドテールワームに1/2オンスのジグヘッドをセレクトするのです。

アーロンセレクト

 

Any jighead can fit this blue collar plan, but Martens has taken a liking to Picasso’s tungsten ball head jig, as its smaller size-to-weight yields a smaller more natural profile than similarly weighted lead heads. He also favors the ball head’s balance and smooth descent, while tungsten’s sensitivity quickly transmits any bottom bumps.

“If you’re fishing shallow, maybe you’d want to use a darter head, but for fishing deeper, that compact ball head seems to work best,” he said.

どんなジグヘッドでもいいけれど、アーロンはピカソのタングステンボールヘッドジグが特にお気に入りなんだそう。

タングステンということで、重くしてもシェイプが大きくなりすぎないですし、このジグヘッドのバランスと感度はなかなかなんだとか。

浅いところを攻める場合は、ダーターヘッド。

Gamakatsuのダーターヘッド

出典:Tacklewarehouse

深いところはコンパクトな丸型ヘッドがおすすめと、アーロンは言っていました。

出しどころ

Martens likes this technique starting in the fall when bass are piling into the creeks to chase shad, but it starts to shine when winter finds fish in a funky mood. Maybe anglers have been catching them on reaction baits, but that action wanes. Also, when the fish have seen too many drop shots and split shot rigs for the day, the oversized swimbait head often trips a bass’s trigger.

“When the fish get active and they’re eating shad, they like the swimbait’s tail action and that fast fall,” Martens said. “It’s sort of like when they’re eating a spoon; but when you’re throwing a spoon, it helps to have some windy or stormy conditions. But when it’s flat and it gets tough, or when there’s a ton of bait around, that (oversized) ball-head swimbait works really well.”

バスはリアクションの釣りに慣れてくるんです。

これはまあ言われてみれば当然でしょうが、冬の釣りっていうものに慣れが出るんですね。

ダウンショットももちろん見馴れてしまうわけで、そんなときに、この頭でっかちリグのシャッドテールが、デかバスのスイッチをいれるんだとか。

日本にシャッドはいないんですが(笑)、バスはシャッドを捕食するということで、このシャッドテールワームの持つテールアクションや、重いジグヘッドのスピーディーなフォールが効くということなんです。

スプーンで釣るというメソッドも、出しどころとしては似ているということで、スプーンの話も出てきました。

スプーンは風が出たとき、雨が強いときなどに特に力を発揮するのですが、風が無いときや、バイトがないタフな時に、頭でっかちリグが効くとのことです。

スプーンか頭でっかちリグか。

この使い分け、考え方は非常に勉強になりますね。

使い方

Fishing his bait on 7-pound Sunline braid topped with 6 to 8 feet of 5- to 7-pound Sunline Sniper Fluorocarbon, Martens lets his bait fall on a tight line with the reel engaged so it will fall on a pendulum, rather than a straight drop that drags down a bunch of loose line.

“It’s usually a really slow wind to find the depth the fish are at; or you can drag it across the bottom like a jig or a shaky head,” Martens said. “It works just as well as a jig or a shaky head, but sometimes it gets more bites because you can move it a little faster and cover more water.

“That ball head works really well when you fish it on the bottom; you can hit stuff with it and the bait rolls over stuff well.”

Bites often come on the fall, so pay attention to your line on that semi-tight pendulum. And have some fun with this versatile bait; yo-yo it, flutter and twitch it, maybe even a stop-and-go letting it reconnect with bottom periodically. Just always be ready to reel tight into a fish before setting the hook as they can knock slack in the line even in the coldest winter conditions.

アーロンはPEにフロロのリーダーというセッティングで、頭でっかちリグを使います。6フィートから8フィートの長めのリーダーです。

面白いのは着水後の操作。

糸を張り、振り子のようにフォールさせるのが肝とのこと。

ラインスラックを出し、フリーに真っ直ぐ落とすより、ラインを張って手前に引っ張るようにフォールさせるほうが良いとアーロンは言います。

シェイキーヘッドリグや、普通のジグのように、ボトムでズル引いて誘うのもありですが、フォールで誘ったり、巻いて誘ったり、ストップアンドゴーや、トゥイッチを入れたり、リフトアンドフォールしてみたり、とにかく「広く」カバーできるのがこのリグの強さであり、コツみたいです。

バイトはフォール時に多いということで、フォール時は特に注意が必要みたいです!

まとめ

アーロン・マーティンスによる「頭でっかちリグ」はいかがでしたでしょうか。

鉄板やバイブレーション、ダウンショットに頼りがちな冬の釣りに、ちょっと違ったリグということで非常に勉強になりますね。

冬はメタルバイブと頭でっかちになってたツリラクには本当にいいネタでした。

スイングインパクト、久しぶりに買いたくなってきた。

ということで、冬のシャッドテール(デカイジグヘッド仕様)で冬バスを倒そうという記事でした!

Thank you for reading!

 

 

 

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