カラーはそんなに重要じゃないとか。
カラーを変えて明らかに反応も変わったとか。
カラーにまつわる色々なお話がありますね。
今日は、そんなカラーをテーマにしたBassmasterの記事、“Adding orange to bass lures”を翻訳し、オレンジ色というキーについて学びたいと思います。
ザリガニの色
出典:Bassmaster
アメリカには300種以上のザリガニがいるということで、カラーも赤、緑、はたまた青なんかもいたり、様々なんです。
で、どんなザリガニにもというか、ザリガニにはある特徴があるということで。
“For whatever reason, orange seems to be the color Mother Nature chose to dot the tips of the pinchers, which likely serves as an advantage as they seek one another for reproduction, and also a warning color for predator fish to ‘stay away’ – but somewhat unfortunate for the crawfish, the contrasting orange also helps bass to find them even in off colored water,” explains Gene Gilliland, B.A.S.S. Director of Conservation, who is also a passionate bass angler.
ザリガニには爪がありますよね。
その爪に点々といいますか、ボツボツがあるといいますか。
そのボツボツがオレンジ色だ、という特徴があるんです。
敵に危険を示す色ではないか、という味方がある一方、バスからすると、大好物のザリガニだと見分けるヒントにもなってるよね、というんです。
ということで、オレンジが効くよね、効く理由ってこれなんじゃ?という仮説がこれです。
ラージよりスモールによく効く。
バスだったらじゃあラージでもスモールでもオレンジがいいのか、っていうとそうでもないようです。
“I do believe that smallmouth are truly sight oriented fish that are attracted to bright colors – they’re just such an inquisitive species, but for largemouth, I use a little less paint, because they don’t seem to like it quite as bright,” says Hackney, who is using a very affordable $99 Quantum Prism spinning rod for most of his smallmouth fishing.
スモールマウスは好奇心が強く、かつ視覚にかなり頼る特徴があるので、明るい色に口を使いやすいんだそう。一方のラージマウスはそこまででもないようです。
なので、こう発言するグレッグ・ハックニーは、オレンジ色のマーカーを対スモールマウスのときはしっかり、ラージマウスに対するときは少し塗るという仕込みを入れてるんだそうです。
サンフィッシュ科も
“Orange just seems to be a color they see a lot in the natural universe – from sunfish to crawfish pinchers, and so whether I’m pouring plastics, or painting crankbaits – I’ve often emphasized orange,” says Krew.
ザリガニだけでなく、ブルーギル等のサンフィッシュ科である魚たちにもオレンジは見られると。
自然界に「意外にも」見ることができるオレンジという色。
ザリガニを模したワームであろうと、クランクベイトであろうと、オレンジを少し足してみると、バイトは増えるよというのです。
ザリガニの爪をイミテートしているからか。
ブルーギルっぽさを演出するからか。
ナチュラルカラーがいいんじゃないかと考えられがちなルアーカラー。
みんながこぞってナチュラルカラーを使うから、オレンジがちょっとした味変になっているのかもしれませんね。
まとめ
オレンジ色が効くから、ちょっとオレンジ塗ってみたら?という記事でした。
バスが大好きなザリガニに、オレンジが入っているんだから、オレンジは効かないわけがないよねという点。
自然界、特に水中ではオレンジは不自然なようで、ギルやサンフィッシュ科の魚にもオレンジは入っているという点。
派手で敬遠しがちな色だけど、使ってみるといい思いができるかも、というお話でした。
オレンジ、ヒロ内藤さんのコンフィデンスカラーでもあるんですよね。
また、春先はタンデムウィローのスピナベに、オレンジのコロラドブレードがヤバイというシークレットがアメリカで流行ったことがあったり。
濁りがきついとき、視認性のいいオレンジがハマるんだという考え方があるんですよね。
オレンジ持ってなかったわーという方は、オレンジの入ったルアーをタックルボックスに追加してみてはいかかでしょう?
ツリラクはオレンジのディップに手を出そうと考え中です(笑)。
というわけで、バスとオレンジのお話でした!
Thank you for reading!