20ゾディアス、170M-G2と167M-Sという番手の裏側。
2020年リニューアルとなったゾディアスシリーズ。
そのゾディアスシリーズについて、あれやこれや黒田健史プロから直接お話を伺ってきました。
20ZODIAS 170M-G
初代ゾディアスの中でも特に売れたという大ヒット番手、170M-G。
クランクベイト等、巻物に持って来いの番手です。
グラスロッドという、いわゆる「巻物特化型の竿」なのですが、このロッドが非常に売れたんだそう。
同じ長さ、そして同じ「グラス素材」を使ったモデルが今回も登場しているのですが、「カーボンモノコックグリップ」が搭載されているだけ、ということではないんです。
どこまでブログにしていいのかわかりませんが、170M-Gにはグラスロッドには珍しく「2ピース」も用意されています。
グラスロッドの2ピースは非常に珍しいのですが、珍しいから良いというわけではなく1ピースとちょっと「つくり」が違うらしいのです。
170M-G 1ピースと2ピースの違い
1ピースと2ピース、一体何が違うのか。
カタログスペックでは、1ピースモデルが132g。
2ピースモデルは120gとなっています。
ぶっちゃけ「別物」でしょレベルの違いなんです。
同じ番手であり、同じ「曲がり」、同じ「しごと」なのですが、軽さが違う。
2ピースという「つくり」だから軽い、というわけではなくグラス素材、カーボン素材の使われ方が1ピースと2ピースで異なるんだそうです。
グラス素材よりも軽いという特徴のあるカーボンが、竿の先端部分に多く使用されているというのが2ピースモデル。
重くてだるいというイメージのあるグラスロッドですが、それが吹き飛ぶようなフィーリングがあります。
黒田プロが「間違いなく2ピースモデルはおススメ、特におススメ」ということで個人的に非常に気になるロッドとなりました。
20 ZODIAS 167M-S
ベイトロッドにもソリッドティップを採用した番手が、20ゾディアスにやってきました。
竿の先端が、ぐぐっと曲がる特徴のソリッドティップ。
167M-Sのソリッドティップにはカーボンラッピングが施されておりました。
3.5gまでのライトテキサスやヘビーネコ、ヘビーダウンショットというワーミングがメインになるロッドで、強めのベイトフィネス用イメージ。
20メタニウムに夢屋のシャロ―スプールを入れたらドンピシャな感じですね。
シャッドやスモールクランクにはどうか、という問いに「ベストではないけど全然いけます」ということで、ライトプラグであれば巻物もOK。
キャストのしやすさや、がっつりフックセットさせられる「曲がり」を考えると、軽い巻物までがスイートになります。
カーボンモノコックグリップとは
カーボンモノコックグリップについても色々質問させていただきました。
キャストするとき以外は握ることないから、感度に関係あるんですかね、、、というど素人質問をさせていただきまして・・・。
黒田プロのたとえは「メガホン」。
同じ声で話しても、メガホンを使えば音が大きくなりますよね。
ティップから巻いて伝わるバイブレーションやアタリ(衝撃)が、カーボンモノコックグリップになることで増大。
それがロッドを握る手によりはっきり伝わるようになるんだそうです。
こんなことを聞いてしまうと・・・もう欲しくなっちゃいますよね。
まとめ
20ゾディアス、170M-Gと167M-Sという番手について黒田プロからお伺いしてきたことを記事にしてみました。
お求めやすいプライスの裏にあるシマノの企業努力。安かろう悪かろうにはさせない、シマノプライドが込められたニューゾディアスに感動でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
そして黒田プロ、本当にありがとうございました!