スコーピオン1652R-5 インプレ。釣りの幅広がる「バーサタイル」パックロッド。

  • 2020年3月14日
  • 2021年5月24日
  • シマノ

シマノ スコーピオン1652R-5

シマノと言えばスコーピオン、という名前を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

「スコーピオン」の名のロッドが、2019年、マルチピース&魚種ボーダレスなモデルとしてリニューアルされました。

携行性に優れた「パックロッド」を持っていなかったツリラク、スコーピオンロッドの5ピースを手に入れてみました。

青シャウラと呼ばれる、かつてのワールドシャウラと同じブランクで・・・なんていう話もあり、登場時には非常に注目を浴びたこのスコーピオン。

どんな使用感なのかインプレしたいと思います。

スコーピオン1652R-5 スペック

スコーピオン 1652

仕舞寸法 自重 ルアーウェイト 適合ライン
47㎝ 130g 7-28g 12-22lb

スコーピオン1652R-5は、といいますか、このスコーピオンシリーズやワールドシャウラシリーズには「M」や「MH」といったパワー表記がないです。

どこでロッドパワーを把握するかと言うとその番手の数字から。

ご存知の方も多いと思いますが一応触れておくと・・・

1652R-5の「2」というのがロッドパワーを示しておりまして、「2」は俗にいう「M」的なポジション。

「3」は「MH」で、数字が大きくなるにつれて強くなります。

この1652R-5は6フィート5インチのMパワーというロッドになるのですが、スペック的には1オンスまで行けちゃうという驚きロッド。

一本でちょっと小さめのビッグベイトやら小型ルアーもというスーパーバーサタイルなスペックなのです。

専用ロッドケース

スコーピオン 1652R-5

こちらが専用ロッドケースになります。

蠍のロゴがこんなところに。

蠍マークにスコーピオンレッドのバナーがたまらんですね。

開けてみるとこんな感じ。

特にポケット的なものはないです。

耐衝撃性はありそうな、そんなケースになっております。

が、このケースに入れるとバッグに潜めにくく、ちょっとかさばるんです・・・。

ステルス性を上げたい時は、これでなくエクスプライドのロッド袋に入れて巻き巻き収納しております。

5ピース

1本ずつ、トータル5本のパーツを組み上げると1本の聖剣になる伝説のスコルピオ。

厨二チックに表現してみたわけですが、そんなことはさておき。

継ぎ目うんぬんの仕上がりですが、特に汚さや雑味なく、綺麗な仕上がりです。

青のスレッドと赤のスレッド、青と赤が仲良くしている感じ、いいですね。

天井に当てて曲げている写真がこちらです。

曲げてみても不自然さがないのってすごいですよね(小学生並みの感想)。

継ぎ目が多いのに違和感なく曲がるのには感動しました。

もう少しこのロッドの細部を見ていきましょう。

スコーピオン1652R-5のディテール

スコーピオン 1652R

バットエンドには蠍マークが入ってます。

蠍のロゴがカッコいいかどうかはさておき、蜘蛛マークを忘れないダイワのタトゥーラを意識しているのでしょうか。

ここで蠍を入れないという判断をすると、ちょっとそれはつまんないよねと思ったり。シマノの判断はGOODだと思います、カッコいいかはさておき。

コルクストレートのグリップには番手の刻印?が入ってます。

スコーピオン 1652R-5

焼かれてる感じなのかなと思うのですが、個人的にこういうのは好き。

邪魔だという意見もあるかなと思いますが、紙やすりですりすりすれば・・・

どちらかというと、この写真に写り込んでいる赤と黒のパーツ?リング?がいらないかな・・・。

ひとつ前のバスワンロッドにもこのリングありましたよね。これ無しで普通にシンプルなコルクストレートだったら尚嬉しかったというのは個人的な感想です。

とはいえ、派手そうでシンプル、シンプルそうで派手な見た目が意外にオールドなリールにも似合ったり。

いくつかリールをセットしてみましょう。

スコーピオン1652R-5に色んなリールセットしてみた

まずはカルカッタコンクエストから。

ベストマッチかは不明ですが、ゴールドボディとレッドがそこまで違和感ないのはコルクストレートのお陰?

個人的にはカルコンによく似合ってる気がします

お次はバンタムクロナーク100。

ホワイトボディでも違和感ないですよね。オールドなルックスでも問題ないですよね。ないですね。

お次はカルカッタ200です。

これも良くマッチしていると思います。が、ハンドルカスタムのお陰?

ラストは19アンタレスです。

アンタレスも良く似合いますね。

なぜこのクロームボディに赤とコルクが合うのか不思議・・・。

それでは実釣で使ってみてのインプレに移りたいと思います。

スコーピオン1652R-5でキャスト

ここからは実際にキャストしてみたフィーリングについて触れていきます。

1オンスクラスのルアー

1オンス、28gを超える自作のハネモノを投げてみました。

1オンスクラスならなんの不安もなく投げられます。

弾き出す筋肉質なフィーリングがありながら、狙いも定めやすいブレにくさが気持ちいいです。

ジグ1/2オンス+トレーラー

またまた気持ちよかったのが1/2オンスのスイムジグ+トレーラーの組み合わせ。

1652R-5は「M」クラスとなっておりますが、個人的には「M+」もしくは「MH」くらいのフィーリングです。

3/8オンスクラスのルアー

3/8オンス周辺のルアーも投げてみました。

もちろんこの辺りも守備範囲なのですが、気持ちよさでいうと1/2オンス以上あると気持ちいいのかなーという感じですね。

2オンスクラスのビッグベイト

スコーピオン1652R-5で2オンスクラスのダウズスイマー180SFを投げてみました。

適合ルアーウェイトを1オンスオーバーするこのルアーを投げて、折れちゃったりしないのか・・・と不安になりましたが、いざ試してみるとびっくり。

ベリーからティップが曲がりすぎてるような感じはありますが、ギリギリセーフと言ってもいいような・・・。

ただやはり心許なさはありますし、進んでスコーピオンで投げようとは思わないですね。

ジャーキングやドッグウォークは

スコーピオン1652R-5は6フィート6インチ未満なので、ロッド操作がしやすいレングスです。

ジャーキングや首振りアクションもしやすい長さなんですが。

130gというウエイトがすこーし重いかも。

乗せるリールによってバランスは変わるので、この辺りもう少し煮詰めたいです。

感度について

ボトムを攻める釣り、ワームを使った釣りをメインに使うロッドではないような味付けなのですが、必要十分な感度はある印象です。

巻いている時の情報は十分で、何かに触れたときの震動やラインテンションが抜ける感じもしっかり伝わってくる印象です。

とにかくキャストが気持ちいいぞ

とにかくキャストが気持ちいいスコーピオン1652R -5。

キャストしやすいレングスですし、綺麗に弧を描いてルアーを弾き飛ばしてくれます。

ワールドシャウラのキャストフィールがこういうものなのか、投げ比べてみたいなーと思ったり。

とにもかくにもピッチング、キャスティングが非常にしやすく、ちょっと上手くなった?と勘違いしちゃえるような楽しいロッドです。

スコーピオン1652R-5 総評

スコーピオン1652R-5の総評です。

◎軽さ

◎カッコよさ

◎キャストフィール

◎キャストしやすさ

◎バーサタイル性

◎操作性

◎感度

操作性3.5としましたが4にするか非常に悩みました。

ロッドウエイト的に若干ですが、重いかなということで、操作し続けるにはちょっと重いかもという印象から3.5にさせていただきました。

重すぎてロッドアクション辛いとか、ルアーアクションも出ない調子だとか、そういうのは無いですが、個人的にはフルサイズのミノーやバイブレーション、スピナーベイトやチャターベイトといった巻きものにGOODな気がします。

小型のビッグベイトやハネモノもOK。底モノもOK。ちょっと強いので、フロッグとかもいいかもしれません。

まとめ

スコーピオン1652R-5についてでした。

2万円台で買えるというコスパも性能面のパフォーマンスも、コスメ面のパフォーマンスも高いスコーピオン。

とても気に入りました!

これを持って色んな所に、色んな魚を釣りに行きたいですね!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

 

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