ダイワ PR100
PR100/100L | |
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ギア比 | 6.3:1 |
糸巻き量 | 12lb/120m 14lb/110m |
最大巻き上げ長 | 65㎝ |
自重 | 190g |
ベアリング | 3BB/1RB |
ハンドル | 90㎜ |
2021年、ダイワから発売となった超リーズナブルプライスなベイトリール「PR100」。
アンダー5000円という価格がなかなかインパクトなんですが、一体その使用感はどうなのか。
早速レビューしていきたいと思います。
PR100の外観
PR100はブラックボディに赤いスプールというルックス。
ブラック&レッドという配色は、他社ではありますがゾディアス、そしてダイワであれば旧ブレイゾンなど、同じくリーズナブルなロッドに合わせやすいカラーリングですね。
現行のブレイゾンには赤が入っていませんが、逆になんでも合わせやすいシンプルルックなのでこちらにも良さそう。
アルミが使われているのはハンドルとスプール。
それ以外は樹脂でしょうか。
プラッチッキーと言えば確かにそう。おもちゃっぽさはあるかもしれませんが、値段が値段だからそこに文句はつけられません。
端正でシンプルな見た目は多くの人に支持されそうですね。
コンパクトなボディ
ダイワといえば「CT」。コンパクト&タフコンセプトなんていうものがあります。
このPR100はCTコンセプトボディではございません。
が非常にコンパクトなんです。
すごくハンディで、手の小さなアングラーにもグッド。
このコンパクトさは子供や女性にとっても使いやすいはずです。
軽いぞPR100
PR100の自重は190gです。
この価格でこの軽さは驚きです。
ロッドに装着してさらに驚き。
普通に軽い、そしてハンディ。
このPR100でバス釣りを始めてみたけれど、重くて嫌になる…なんていうストレスを与えないウエイト設定はかなり好印象です。
道具という釣り離れファクターの排除とサステイナブルなカスタマー作り。いいと思います。
あ、ちなみにスプール重量はこんな感じ。
20メタニウムのスプール重量が13g台だったので、それより2~3g重いという感じでしょうか。
チープタックルにカテゴライズされるリールのスプールとしては軽いほうなのかな?
ちなみにスプール径は33ミリという、気持ちライト寄りなバーサタイルになるかなーと予想できるスプール径です。
PR100投げてみた
PR100投げてみたのでどんな感じだったか書いていきたいと思います。
合わせたロッドはシマノのスコーピオン1652R-5です。バーサタイルな番手、6フィート6インチミディアムパワーロッドです。
巻き心地
まずは巻き心地について。
いわゆる「シルキーアズバター」な巻き心地をこのリールに求めるのは酷ですが、巻き心地は値段相応もしくは思ったよりベターという印象。
若干ノイズや雑味はありますが、不快ではありませんし、支障もないです。
内部開けてみたのですが、メインシャフトがガタガタしやすく、ガタガタするとドライブギアとピニオンギアに隙間がうまれるんですよね。
あくまで予想ですが、これが巻きのノイズにつながっているのかもしれません。
巻きパワー
引き抵抗があるルアーはまくのがしんどいのではと思っていたのですが、ここは良い意味で裏切られる結果に。
巻き重りするようなルアーを投げてもパワー不足を感じることゼロ。
ノーマルギアというのもあるでしょうが、ノーマルギアといえ、チープタックルでは巻きがしんどいこともあるのです。
このメインシャフト、ドライブギア軸のベアリングが効いているのでしょうか。
チープリールならではのしんどさがないPR100。いいですね。
7グラム以下投げてみた
7グラム以下のワームを投げてみました。
ロッドが合ってれば行けるかも??とそんな気がしてしまったのは嘘か幻か。
とはいえ扱いやすいとは言えないです。
右のサイドハンドで投げれば左に引っ張られるあの感じに。
投げにくさはあるんですが、ポテンシャルを感じます。
7グラム以上投げてみた
7グラムクラス、そしてそれ以上になれば普通に気持ちよく投げられます。
10グラムのクランクベイトを投げれば、ポンポン狙ったところに決まります。
遠投、飛距離は。
飛距離がどれくらいか、バイブレーションで試し投げしてみました。
ハンドル70回転から80回転の飛距離だったので、約40メートルから50メートルは軽く飛んでいきます。
素人スキルなのでうまい人&本気飛距離狙いタックルであればもっともっと飛ぶでしょう。普通によく飛びます。
キャストフィール
キャストフィールも全然悪くないです。
抜けの悪さ、回転のどんくささも無し。
おもちゃと呼ぶのは悪いですが、語弊を恐れずに言うと普通に「有能なおもちゃ」です。
PR100のブレーキ
MAGFORCEを搭載しているPR100。
安物だからブレーキが効かないということはありません。
ダイヤル3.5以上にするとしっかりブレーキが効いてるのを感じます。
スキッピングも勿論可能です。
合わせるロッドのパワーは
PR100に合わせるロッドはどんなものが良いでしょうか。
無難なアンサーはMパワーですが、ミディアムが一番スイートになるよう作られている感がありますね。
ですがMLやMHも全然、むしろアリです。
追記
何度か使っているうちに改めて見えてきたネガとポジを追記したいと思います。
まず悪い点を2つ。
- 剛性がない
- スプールの「回転」
おもちゃ感強い樹脂ボディなので剛性は望めないのはわかっておりました。
が、いざ雷魚とファイトしてみると「リールがリールシートから外れる?!」と思わされるような違和感。
締め込みが甘いのか確認するとそんなことはなく、あれ?と思うことが。気のせいだったのかな…うーん。
もうひとつのネガはスプール「回転」の悪さ。
カバースキャット2.5インチのような軽めの高比重ノーシンカーワームも投げれなくはないです。
ピッチングはちょっと飛ばしにくいですが、投げれなくはないです。
が、フォール時にラインが出ていかないんですよね。
メカニカルブレーキをゆるゆるにしてもラインが出ていかない…となると5g、6g程度のワーミング、フォールさせる釣りがしにくいよね、ということに。
7グラム以上のテキサス、ヘビーダウンショットならまだマシかも。
ポジティブな点を最後に2つ。
- 飛距離
- 軽い
まずは飛距離。3/8オンスあたりになると、ホントに気持ち良く飛んでいきます。
7g以上あれば普通によく飛ぶので、キャストがホントに楽しくなります。
もうひとつの良い点は、「軽さ」です。
剛性は無いわけなんですが、故に軽い、操作性悪くない、そして疲れない(笑)。
というのが改めて感じたPR100のあれこれです。
総評
見た目
コスパ
巻き心地
キャスタビリティ
満足度
金出さないとベイトリールは軽くない。
金出さないとベイトリールでは重いものしか投げられない。
という固定観念というかイメージをぶち壊してくれたPR100。
ダイワさん、大丈夫!?というプロダクトに、なってました。
まとめ
ダイワPR100についてでした。
4000円台でこれが楽しめるなら最高ですよね、というリールでした。
お子さんや彼女、奥様に、釣りを始めたい友人に、もしくはタックル追加する際の1台にいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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