フェンウィック ワールドクラスエクスペディションWCE62CML-5J
全長 | 6フィート2インチ |
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ルアーウェイト | MAX5/8oz |
アクション | ミディアムファスト |
仕舞寸法 | 44㎝ |
自重 | 113g |
フェンウィックから発売となったマルチピースロッドシリーズ、ワールドクラスエクスペディション。
5ピースのロッドで海外の怪魚釣りなんかにもいい番手も用意されているシリーズになります。
ライトな釣り、操作系の釣り、はたまたクランキングにどうかということで、今回はMLパワーのWCE62CML-5Jを選んでみました。
使用感等レビューしていきたいと思います。
専用ロッドケースがたまらない
ワールドクラスエクスペディションの専用ロッドケースがたまりません。
どうでしょうこの高級感あるデザイン。
ベルベットなスエードが非常に所有欲を満たしてくれます。
それぞれのピースを1本1本入れるポケットがあり、それもまたいとおかし。
くるっと巻いて、巻物みたいに収納できます。
ハードケースではないのでダメージには弱いかもしれませんが、収納性の高さとトレードオフ。バッグに忍ばせやすいのもグッドです。
仕舞寸法
パックロッドを選ぶにあたり、個人的に重要視したのが仕舞い寸法。
このWCE62CML-5Jの仕舞い寸法は44センチで50cmを切るショート加減になります。
アンダー50cmというのが個人的に肝でして、50切ると比較的どんなバッグでも、それなりに大きければ飛び出さずに仕舞うことができるんです。
44cmというのは抜群の収納性でして、バックパックにすっぽり。ほんとどこにでも連れていける相棒になるわけです。
ワールドクラスエクスペディションのルックス
ワールドクラスエクスペディションもうひとつの魅力がそのルックス。
ブラウンのブランクにコルクグリップ。
ゴールドやレッドのコスメは派手にみえてシック。
そしてこれ。
なんと形容したらいいのでしょう。
語彙力のない自分には形容のしようがありません。
和テイストと言えばいいでしょうか。
言葉が見当たらないのでこれ以上はやめますが、シンプルにかっこいいです。
使用感インプレ
それでは早速使用感をインプレしていきたいと思います。
ジャークベイトに
使ってみて特に驚いたもの、それはジャークベイトベイトでした。
6フィート2インチというレングスですので、ジャーキングはどんとこい。
短いからジャークしやすいというのは当たり前なのですが、とにもかくにもジャークベイトが「跳ぶ」んです。
他のロッドで扱ったとき、ここまで跳ぶようなアクションが出ていたっけか?とポカンとする程。
ジャークベイト苦手な自分でしたが、水中で左へ右へ、気持ちよく跳ぶジャークベイトを目にし、自分が上手くなったと勘違いしてしまうレベルでした。
トップウォーターに
ペンシルベイトやポッパーにも持ってこいなWCE62ML-5J。
ジャークベイト同様、ロッドアクションの入力が極めてイージーなので、首振りアクションもイージーに。
ペンシルやポッパーの釣りがめちゃめちゃ楽しくなります。
クランキングに
MLパワーという柔らかさと、シャープすぎないフィーリングからクランキングにもどうかと思い手にしてみたWCE62ML-5J。
いつもの相棒スコーピオン1652R-5では、クランクベイトに対してロッドが強すぎるような印象でした。
それに比較するとWCE62CML-5Jでは、より生き生きとしたアクションが出せているような、そんな気はするのですが、まだ答え合わせはできておらず…。手持ちのピュアグラスに比べるとやはりそっちの方がクランクが生きているような気もしたり。
ソフトベイトに
公式ページの商品説明には、ソフトベイトもいけるとあるWCE62CML-5J。
ワーミングに特化したテーパーではないので、ベイトフィネスチックな仕事はできないのかと思ってしまうのですが、そんなことはなく。
ライトテキサスやノーシンカーであれば、普通にこなせちゃうフィーリングでした。
とはいえ主眼がキンキンカンカンな感度な味付け、というところに置いてあるロッドではないので、メインはやはりプラグだよねという印象です。
キャストについて
WCE62CML-5Jはシングルハンドのキャストがしやすいです。
ロッドレングスとその軽さから、片手で気持ちよくキャストできます。
ミディアムファストアクションという調子なのですが、マイルドな曲がりなので竿にルアーウェイトが乗り、気持ちよく弾き出してくれます。
キャストが上手くなった気がしてしまう、そんな投げやすさも魅力です。
軽い
WCE62CML-5Jの自重は113g。
一日中操作しても疲れにくい軽さです。
自重の軽さと短さもあって、上方向にロッドをさばくのもしんどくないです。
先重りするのかなと、使用前はそんな予想をしていたのですがそんなことはなく。
ベイトフィネスロッドの軽快さはもちろんありませんが、縦方向のさばきやすさは十分でした。
ジャーキングしやすいバランスと、ジャークやトゥイッチし続けてもしんどくない軽さはこのロッドのストロングポイントですね。
ネガは
唯一ネガを挙げるとしたら、リールシートでしょうか。
締め込むとリールフットに傷が…。使用感やコスメ、ルックスは非常に気に入ってるだけに残念でした。
リールフットに傷が入っても、という話かもですけどね。自分はセロハンテープを巻きました笑。
総評
○収納性
○軽さ
○見た目
○バーサタイル性
○感度
総合的に見て、非常に満足度の高いロッドでした。
ベイトフィネスまでは行かないけど、ライトな釣りが色々できる1本というのは、本数限られるおかっぱりメインで釣りをする自分にはとにかくありがたいです。
パックロッド色々出てますが、仕舞い寸法50センチ以下かつMLという選択肢が市場にはあんまり存在しないんです。
そんなニッチなところを攻めたモデルに出会えただけで、自分にとってはめちゃめちゃありがたかったんですけど、そこに所有欲満たされるラグジュアリーな見た目が加わるわけですから…大満足ですよね。
パックロッドという1本ではありますが、ジャークベイト用としてボートに積むのもアリというか大アリです。
とはいえ守備範囲はミノー、ポッパーをはじめとしたトップウォーター、小型のスピナーベイト、ノーシンカーワームなどなど幅広いので、おかっぱり1本でもボートフィッシングでも、出番はかなり多い1本なんじゃないかなと思います。
まとめ
フェンウィックのワールドクラスエクスペディションWCE62ML-5Jについてでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました!