今年、シマノのクロナークにMGLスプールを搭載した17クロナークMGLが登場しましたね。
メタニウムMGLはちょっと予算オーバー。でもニューMGLスプールを味わいたいという方には気になる存在です。ツリラクも発表当初購入を検討していました。
クロナークは海外生まれ。白いボディを伝統に、多くのアングラーに愛されてきました。その白いボディは14クロナークにも17クロナークにも引き継がれませんでしたけどね。
今日はそんなクロナークの白歴史の一部を紹介します。
Shimano Chronarch 100D5
前回07メタニウムMGに海外版があるよという話で、”CORE 100MG”の話をしました。
コアだけでなく、他にもメタニウムボディの海外版があるんです。
それがこいつ、クロナーク100D5です。
真っ黒なコアとは対照的な白いボディ。シルバーの2トーンにゴールドのアクセントという今は見ないカラーリングが特徴的です。
いぶし銀なこのルックスにも惚れてしまったわけです。
スペックや特徴
・ギア比 5.0:1
・自重215g
・ボールベアリング 6BB 1RB
このクロナークは、コアと違いベアリングが多く入っています。ハンドルノブに多く入っているんです。
自重は215gと、コアやメタマグと比べて重め。理由は真鍮製のギア等にあります。
ジュラルミンでできたギアを使用しているせいか、メタマグは「ゴリマグ」と呼ばれるほど巻き心地の劣化がひどいと指摘されることも。コアもジュラルミンのギアを搭載しています。
この真鍮ギアは強さがメリットと言われていて、クロナーク100D5のストロングポイントになっています。
前回コアの記事で紹介した、スプールを止めるパーツはこんな感じです。
黒っぽい感じで、コアの赤に比べると地味な印象です。見える部分ではないのでなんでもいいんですけどね(笑)。
コアと同じクラッチで、メタマグのようにクロームが入ったものではありません。
メタマグと同じスプールに見えますが、実は中は少し違っています。ラインが巻いてあるので見えませんが、シルバーにゴールドのストライプというカラーデザインです。
使用感
重さもあって真鍮製のギア、かつローギアということでクランクベイトを中心とした巻物に使っています。
重さもあると言いましたが別に気になるほどではありません。むしろ巻く際にロッドを握る左手が安定していいです。
ギア比5というスピードがとにかく自分の巻きに合っていて、これで巻いているとすごく釣れそうな自信が湧きます(笑)。
コアより重いからか、ベアリングも多いからか、はたまた真鍮製のギアだからか、コアとは違う使用感は確かにあります。なめらかなフィーリングと言いますか、巻くときだけでなく、キャストの時も多少ぬめっとするような感覚があるというか。
コアやメタマグは良くも悪くも軽いというか、からっとした使用感があるんです。クロナークはそこがちょっと違うというか。
ロッドは
アブガルシアのVeritas 2.0 Winchというロッドに合わせて使っています。
ベリタスのクランキングモデルで、7フィートという長さです。
そこまで軽いルアーが得意なはずではないクロナーク100D5でも、SR-Xグリフォンや、ラッシュ60といったスモールクランクが超気持ちよく飛んでいくという「タックルバランスの大切さ」を教えてくれたロッドで、とても気に入っています。
安くて、このクロナークに合うクランク竿がないかと思ってこのロッドを知り、ハズレ覚悟で輸入してみましたが大正解でした。グラスロッドなのかコンポジットなのか、どれだけグラスが入っているのかは正直わかっていないんですが、クランクのロッドで7フィートなのに非常に軽いです。
アブガルシアにシマノというメーカーミックスですが、そこは気にしていません(笑)。やりすぎ感あるカラーコーディネートですが、あえて白を前面に押し出してみました(笑)。
まとめ
ということで、Core 100MGではないもう一つの海外版メタマグ、Chronarch 100D5について記事にしてみました。
ギア比7のD7というモデルもありますが、こちらは持っていません。貴重なローギアという個性がナイスでだと感じ、D5モデルを選んでみました。
シルキーアズバターな使用感もナイスなクロナーク。
これもまた貴重で個性的なホワイトというボディもナイスなクロナーク。
外見はメタニウムでも中身はしっかりクロナークというのもナイスなクロナーク。
コアもクロナークもたまーにネットオークションに出てくるので、見つけた際に飛びついてみては!?
Thank you for reading!