スローダウンの大切さと。小さくすることの大切さ。

Photo by Bassmaster

釣れないと焦り、焦りがテンポを崩す。

テンポを崩してさらに釣れなくなる。

そんなときどうするか。

今日はそんなテーマをマイクアイコネリが語ります。

翻訳する記事はBassmasterから”Think small and slow,sometimes.“です。

レイクマーティン戦

レイクマーティン戦、長い岬のエンドラインのボトムにいい魚がいました。

そのボトムはとても深く、10メートル以上だったり。

マイクはそこで、持っているすべてを投げ倒し、バイトを獲ようと必死になっていました。

が、魚は釣れず…

そこで1/4オンスのヘアジグを投入します。

画像はイメージです

が、それでも釣れない。

絶望的な気持ちになりながら、ふとあることを、思い出しました。

As I was sitting in my boat in desperation I remembered something I’d seen another angler do when I was on a foreign trip. Tiny lures with a painfully slow fall when nothing else seemed to get the job done.

何をやっても釣れそうにないとき。

とても小さく、めちゃくちゃフォールスピードの遅いルアーを使うこと

マイクが海外を旅し、そこで出会ったアングラーがやっていたことがこれでした。

マイクはタックルボックスから、スモールマウス用に用意していた1/8オンスの、より小さくフォールスピードがスローになるヘアジグを引っ張り出してきました。

スローダウンする怖さ

しかし、スローダウンすることには恐怖がつきまとうのです。

ゆっくりフォールするのを待ち、魚の様子をうかがうこと。

1キャストから回収にかける時間がかかるというのは、効率の面で考えれば「悪い」わけです。

が、マイクはそれをなんとか無駄と考えずに、やり通しました。

で、小さくて軽いヘアジグは、マイクに魚をもたらしてくれたのです。

その試合の釣果は

マイクはこの試合、釣り上げた魚の半分をシャッドラップで、残りの半分を小さなヘアジグで獲りました。

どちらもオールドスクールなルアーです

が、大切なのはバスがそれを「知らなかった」ということ。

バスにとっては昔からのルアーだろうと、最新の誰も知らないルアーだろうと、そのバスがシャッドラップを見たことなければ口を使うんだと。もちろんヘアジグも。

新製品について

というところから、マイクはこう言います。

The first is that you don’t have to have every new, fancy lure that comes out to catch bass. Don’t throw out your old stuff in favor of the new. Use them all.

必ずしも新製品だから釣れるわけじゃないと。

最新の、高いルアーを持つ必要はないと。

古いルアーであっても捨てるなよと。

ちゃんと使うんだぞと。

もひとつ大切なこと

さらに大切なこととして、マイクはこう言います。

The next is to think outside the box when things get tough. Fish don’t always respond the way we think they should. They may not have big brains, but they know what they want and they can be very picky.

魚は必ずしも、自分達が思うように口を使ってくれるわけではないということ。

この時このシーズンだからこのパターンっていう簡単な話ではないということですね。

バスがでかい脳ミソを持っていなくとも、自分達が何に口を使うべきかは、そのときそのとき考えて行動しているんですね。

だからバスも選り好みするわけです。

最後に大切なこと

そして最後にこう話します。

The last thing is that sometimes small and slow is the best way to fish for bass. My Lake Martin bass didn’t want any of the standard baits I tried for deep bass. They didn’t even want a 1/4-ounce hair jig. They wanted something falling very slow and right in front of their nose.

小さい、そしてスローなルアー。

これがバスにとって最高に効くときあると。

あの試合、1/4オンスのヘアジグでもダメだった。でも1/8オンスには食ってきた。

あの日のバスは、鼻の頭にゆーっくり落ちてくるものが欲しかったんだ、とマイクは言うのです。

まとめ

ルアーを小さく。

ルアーを軽い、スローなものに。

もちろんこうすれば絶対釣れるというわけではないですね。

スピナベやクランク、ジグでもテキサスでも、スピーディーに誘ってハマるときはそれが答えだし、その方が効率はいい。

でも釣れないとき、そのフィールドの個性や季節のパターン等を無視して、スローかつスモールにすることも大事だという話でした。

文脈は違えど、小さいルアーに頼りたくなる自分を、いいんだぞ、とマイクが言ってくれているような(笑)。

マイクにとって、そしてこの日のバスにとっては小さい、スローなものが効いたわけです。

スモールマウス用に使うヘアジグが効いたわけです。

釣れなくて悩んだら。

常識を無視して他の釣りから学んだ何かを使ったり、とにかく我慢してスローにしてみるっていうのも大切なんですね。

でもディープをゆーっくり落とす根性はなかなか持てないだろうなぁ。まして時間が大切な試合でですからね。

マイクアイコネリ、かっこいーな。

というわけで今日はスローとスモールがテーマの記事でした!

Thank you for reading!

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