Photo by Bassmaster
「チャター」と一般的に呼ばれるブレーデッドジグ。
このアイテムがバスキラーであることは、よく知られていることと思います。
今日はそんなブレーデッドジグについての記事“What’s with bladed jigs?”を読み、理解を深めたいと思います。
ちょっと歴史を振り返る
ブレーデッドジグが広まったのは2004年から2005年あたり。
他のルアーに比べて歴史の浅いルアーでありながら、この数年の活躍は突出したものがあると、オット・デフォーは語りだします。
他のルアーが効かないのに、ブレーデッドジグは釣れるということがなぜ起こるのか。
オットのブレーデッドジグ論が始まります。
ブレーデッドジグとは
ブレーデッドジグとはどんなルアーなのか。
They are sometimes described as a cross between a swim jig and a spinnerbait. There’s some truth in that, but I think a better description is that a bladed jig is a cross between a swim jig and a crankbait.
一般的に、スイムジグとスピナーベイトの間、なんていう語られ方もありますが、もっといい表現があるよとオット。
スイムジグとクランクベイトの間に位置するルアーだよとオットは表現します。
そう表現する理由
シングルフックにラバースカートという共通点がスピナーベイトとブレーデッドジグにはありますが、なぜクランクベイトが出てくるのか。
The first is that the vibration you feel when you retrieve one is more like the vibration you feel from a crankbait than it is from a spinnerbait.
その理由は「バイブレーション」。
巻いたときに生まれる振動ですね。
巻いているときに感じるバイブレーションが、スピナーベイトのもより、クランクベイトに近いということです。
そしてもうひとつ。
ウィードレスであるというブレーデッドジグは、カバーを通すのにクランクベイト的で、スピナーベイトより効率がいいと、オットは言うのです。
水中のウィード等あらゆる植物の中に落として引いてきても、綺麗に帰ってくるブレーデッドジグ。
他にもっと引っ掛かりにくいルアーはあるけれど、それらがブレーデッドジグの様なバイブレーションを生むかといえば、そうではなく。
バイブレーションでアピール出来て、かつ引っ掛かりにくいという特徴がブレーデッドジグの肝だと、オットは言うのです。
引っ掛かりにくいけど例外も
引っ掛かりにくいというブレーデッドジグですが、例外もあるとオット。
There is one exception to my weedless-efficiency observation, though. Bladed jigs like wood.
それは「木」。
木にはがんがん引っ掛かるよと。
ブレーデッドジグのその他の利点
ブレーデッドジグが釣れる他の理由に、スキッピングしやすいという点をオットは挙げます。
バスの潜む場所へ、ワームキーパーの付くいいブレーデッドジグであれば、ズレを恐れることなくスキッピングで送り込めるのです。
ブレーデッドジグの使い方
ただ巻いても釣れるけど、大漁とはいかない。他にもいい使い方があるよとオットは言います。
その使い方一つ目を、名付けて「クレイフィッシュバイト」。
クレイフィッシュバイトとはなにか。
クレイフィッシュはザリガニです。
When they’re feeding on crayfish you can slay them with a bladed jig. Pick one out with a dark, crayfish looking skirt and a black blade.
バスがザリガニを食べているとき、ブレーデッドジグが効くとオット。
ザリガニ的な、暗めのスカートカラーに黒いブレードのブレーデッドジグを使います。
それをボトム付近でレンジキープしながら巻く。
ザリガニがボトムで生む波動はわからないけど、ザリガニ大好きなバスがよく釣れるから似ているんだろうとオットはいいます。
最後に大事なのがスキッピング。
桟橋やオーバーハングにスキッピングで送ると、即座に食ってくることが多いとオット。
桟橋の下等に滑り込んでくるブレーデッドジグを、バスはあまり目にしないからじゃないかと言っています。
おすすめウェイト
オットのフェイバリットは1/2オンス。
3/8オンスも使いますが、超ディープを超スローに探るときのみというこだわりがあります。
おすすめカラー
普段6色持っていくけど、3色くらいしか使わないというオット。
フェイバリットはグリパンにブラックブレード。
ブラックブルーにブラックブレードとチャートホワイトにゴールドブレードが残りの2つです。
プリティーシャッドカラーにシルバーブレードもおすすめだとか。
トレーラーは必ずつけるということですが、何をという話はありませんでした。
まとめ
ブレーデッドジグの基礎基本について学べる楽しい記事でした。
いわゆるチャターの話を聞くとき、ウィードっていうキーワードがよく出てくる気がしがします。
ウィードが無くとも釣れるわけですが、しっかりバスのいそうなところに送ることが大事という当たり前のことを改めて感じる記事でした。
ということでオット・デフォーによるブレーデッドジグ論でした!
Thank you for reading!