バスがどこにいるかを見つける。

引用元:Bassmaster

 

このルアーで釣ったぞ。

このカラーで釣ったぞ。

という話をするとこぞってみんな、釣具屋に、むかって同じルアーを買う。

こういう、行動をとるというのは、アングラーの頭に「バスはこれなら食べるんだ」という考えが生まれてるから。

が、本当にルアーが「問題」なのかと。

大切なのは「どこにそのバスがいたのか」だぞ。

と、アメリカのバスプロ、グレッグ・ハックニーは言います。

 

こんにちは。誰かが釣れたルアーが欲しくなっちゃうブロガー、ツリラクです。

 

ということで、今日はグレッグ・ハックニーの“Rule 1:Find the bass”というBassmasterの記事を翻訳し、バスフィッシングをもっと勉強していきたいと思います。

 

「釣れるルアー」

グレッグの言葉を上で紹介しましたが、その続きがこちら。

The whole situation would be laughable, if it weren’t so sad. I’ve fished a day or two during my lifetime. I can tell you that it’s rare — like never — that bass are keyed on a specific bait in a specific color.

What was almost certainly happening in our example was that the fish were in a specific location and they were biting a lure that was a specific size, running at a specific depth and at a specific speed. Our angler put the factors together that really matter. He followed Rule 1: Find the bass.

「チャートのスピナベが釣れたよ」と言われたとして。

で、その通りその色のそのルアーで釣れるっていうことはまぁあんまりないよねっていうんです。

つまり「釣れるルアー」ってのはないよっていうことです。

どういうことなのか。

バスっていうのは特定のルアーを食べるのではなく、特定の場所にいて、特定のサイズのルアーや特定のレンジ、特定のルアースピードに口を使うと。

なのでどのルアー、どのカラーとかじゃないと。

でもそれで釣れたよ、っていうのは、その時その場所、そのレンジにバスがいて、そのルアーサイズを美味そうと思ったとか、いらついて攻撃してきたとか、そのスピードが生む波動に気付けたとか、美味しそうと思ったとか、そういうことなんですね。

魚が釣れるということ

You see, at least 75 percent of catching bass is about fishing in the right spot. All the high-dollar tackle in the world won’t help you if the fish aren’t there. That’s why most of us who fish professionally spend our practice time locating the bass. We know about, and follow, Rule 1.

釣れる理由の75パーセントは「正しい場所」で釣っていたかどうかということなんだとグレッグ。

高級なタックルを揃えようが、魚がいなきゃ釣れないよと。これはよく聞く、当たり前だけど目を背けがちな事実です。

だからタックルやルアーうんぬんじゃなく、プロっていうのは「プラ」に時間を費やし、どこにバスがいるのかを特定する作業をするんです、と。

至極当たり前な話で、雑誌でもどんなところでも言われていることですよね。

で、グレッグがある思い出を話します。

I fished an event in another circuit once when this rule was illustrated to the max. I killed the bass on the first day by throwing a chartreuse and black crankbait into a mess of cypress trees. The next day another angler caught just as many from that same clump of trees using a dark colored tube.

とにかく魚を見つけようっていう話の典型的な例のようなことが、あるイベントで釣りをしてる時に起こりまして。チャート&ブラックカラーのクランクをウッドカバーで巻いて釣ってたんです。次の日他のアングラーが、おんなじ場所で同じくらいよく釣ってたんですよ。暗めのカラーのチューブワームで。

違う日に同じポイントで、違うルアーで違う人間が魚を釣るんです。

要は、バスはいるとこにいるということですね。

色が違ってもルアーが違っても釣れるという経験をしたよっていうことです。

で、グレッグは続けます。

The conditions didn’t change much at all. It wasn’t that the bite changed. It was that the bass were in those trees and they were feeding. It was location, location, location.

コンディションが大きく変わってなかったっていうわけです。食いが変わったっていうこともなかった。ただ単純にバスはその木々にいて、フィーディングをしてたと。とにもかくにも場所、場所、場所、ということだったんだと。

どうやって魚を見つけるか

じゃあその場所ってどうやって見つけるのか、ということで。

Here’s the deal: If you want to be successful, get real good at finding them. Use your knowledge of the lake or river, your electronics and anything else that helps you. Once you find them figure out the details. Are they suspended? Are they on the bottom? Are they breaking the surface?

もしうまくなりたいなら。とにかく見つけ上手になれ。その湖や川の知識を使いなさい。魚探やらGPSやら航空写真なんかのエレクトロニクスも助けてくれるんだから。もし魚を見つけたなら、より具体的かつ細かい部分にも目をやり、理解しよう。サスペンドしてるのか、ボトムについているのか、もしくは浮いているのかとかそういうことをね。

エレクトロニクスに頼る。うん、そうですね。

原文には航空写真なんて言う単語は出ていませんが、意訳してみました。

航空写真で上から見たとき、野池なんかだとどこが深いのかとか、ウィードがあるとか見えますよね。

地形の変化に関する、その湖や川、野池の知識を頭に入れておけばヒントになるわけですね。

で、そのヒントをもとに釣ったら、それがボトムだったのか、どのレンジの魚なのかを掴んでデータにしようというわけです。

で、そこでやっと何を投げるかを考えるときになると。

何を投げるかは考えるべきことの優先順位としては二の次、三の次とグレッグは言っています。

かつ、いれば割となんでも食うよと(笑)。なんでもいいわけじゃないとは思いますが(笑)。

まとめ

今日のお話は、なんだよそんな当たり前のことという内容だったかもわかりません。

が、結構大事な話かなと思うんですよ。

 

これ絶対釣れるよねって思っててもなかなか釣れないルアーとか、釣れるって評判だけど自分には結果がついてこないルアーってあるじゃないですか。

でもそれはそのルアーが釣れないわけじゃないんですよ。

それはそのルアーを使ってる時に、そこに魚がいないとか、いろんな所作が下手だったり雑で、魚を散らしちゃってるのに同じ場所を攻め続けてるとか、そんなあれこれがあって「釣れない」という結果になっているっていう話なんですよね。

そういうことをちゃんと考えて釣りをしないと、うまくなんないよなぁと改めて反省させられた文章だったので記事にしてみました。

 

このグレッグさんの文章、読みやすいしリズム感もいいというか。

また他の記事も今後訳して紹介したいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

Thank you for reading!

 

 

 

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