シマノ 92カルカッタ200
シマノの丸型といえば、もちろんカルカッタ。
シマノ製丸型リールの祖、的な無印カルカッタの200を手にしてみました。
登場したのは1992年ということで、約30年も前のリールなんですねこれ…。
そんな92カルカッタ200のインプレを書いていきたいと思います。
シンプルな美しさ
肉抜きも無く、何か特別な外観的特徴があるわけでもない。
「ただ丸いだけ」という非常にシンプルなボディデザインの92カルカッタ。
カラーはシルバー一色。
カラーリングもボディデザインもTHEシンプル、シンプルの極み。
究極のシンプルさが美しくてたまりません。
サイドカップのこの曲線美もたまりません。
ブレーキシステム
92カルカッタ200はブレーキシューが6つのSVSが採用されています。
ちょっと調べたところ、92年より前に生産されたカルカッタにはブレーキシューが2つの遠心ブレーキシステムが搭載されているんだとか。
これはこれで気になりますね。
とりあえず自分のカルカッタは、自分も使い慣れたSVSのものになっております。
ブレーキ調整をするときは、こんな感じでボディをオープン。
開けるのはサイドボディのネジをくるくるするだけなので特にややこしいことないですが、分解チックな状態にしないとブレーキシューにアクセスできないのは少しかったるい。
でもこれもまた味。
ギア比5.0:1
ギア比は5.0:1の、今でいう「ローギア」なカルカッタ。
巻き取り長はハンドル1回転で58cmです。
ラインキャパシティ
12lbが180メートル、14lbが130メートル巻けるカルカッタ200。
太糸をがっつり巻けるディープスプールとなっています。
92カルカッタ200の用途
太いラインを沢山巻けて、かつローギア。
ということで、個人的には大きめのクランクやディープクランク、そして大きめのハネモノ、クローラーベイトに使おうかなということで購入しました。
クローラーベイトのデッドスロー巻きが非常にしやすいリールです。
自重260gという重さがありますので、巻き物をガンガン巻いても手元が安定し、非常に巻きやすいです。
キャスト性能
3/8オンスのバイブレーションを投げてみました。
この辺りなら問題なく投げられますが、合わせるロッドによっては多少投げにくいかもしれません。
1オンスを越えるハネモノは流石といった感じ。
非常に気持ちよくキャストできます。
15グラムのクランクベイトや1/2オンスのスイムジグプラストレーラーワーム、も気持ちいい。
1992年のリールですが、特別飛ばないとかないですし、もうこの時代にベイトリールの飛距離なんてのはある程度確立されてたんすね、っていうそういうレベル。
ブレーキシュー2つオンにしてスイムジグ投げると、シマノらしさMAXな飛び味が味わえました。
巻き心地
調べたところ、ベアリング数4つというスペックのカルカッタ200。
ベアリング4つはすごく少ないですが、巻き心地は悪くないですというかむしろめちゃめちゃいい感じ。
具合がいい個体に当たったのか、ゴリ感シャリ感なくシルキーです。
ほぼ新品のカルカッタコンクエスト50より巻き心地良いんじゃないかっていうのは気のせいなのか、とにかく巻き心地には大満足。
ゴメクサスのパワーハンドル(ベアリング4つ、つまりこれでベアリング数計8つ状態)を装着して色々巻きましたが、パワフルに巻けますしホントに滑らかな巻き味で気持ちよすぎました。
92カルカッタに施したカスタム
92カルカッタ200に装着したカスタムパーツはまず01カルカッタコンクエスト用オフセットクラッチ。
これは「使えている」と言っていいかかなり怪しいです。というのも、クラッチがしっかり切れないので半クラッチ状態になりやすいんです。
どういう状態なのか、どうしたら切れるのかが掴めれば使えないことはないですが、オシャレには痛みが伴う的な状態なのでオススメはできないかな(汗)。
ゴメクサスのハンドルはハンドルノブのカラーをガンメタにしてカラーコーデ的な感じに。
純正ハンドルのリテーナーやノブが古くさい印象を与えるので、それをどうにかしたい場合ゴメクサスのハンドルは安くてオススメ。
ただハンドルを変えるとドラグクリッカーが作用しなくなるのと、ドラグクリッカー浮き、スタードラグとの間に隙間が生まれるので、そこが気になる方は避けたほうがいいかもです。
まとめ
92カルカッタ200についてでした。
オールドシマノの世界、楽しすぎるっす。
ここまでお読みいただいたきありがとうございました!