バイブレーションという冬の定番について。

冬です。

釣れないし、寒いし、罰ゲームみたいになっちゃう冬のバス釣り。

寒さは着こんで防げても、釣れないのはどうしようもない。

そんな状況を打破するためのルアー。

今日は冬の定番バイブレーションについて、Bassmasterの記事“Lipless crankbaits for winter bass”から学びます。

バイブレーション

引用元:Bassmaster

バイブレーションは秋や春も効果的なルアーなんです。

アメリカのサンデーアングラーたちはラトルトラップやレッドアイシャッドといった定番バイブレーションを、よくこの時期に投げるみたいですね。

ただバイブレーションは春、秋だけじゃないぞと。

冬も行けるんだぞ、というのがケヴィンヴァンダム。

この記事はケヴィンヴァンダム先生のバイブレーション論になります。

プレゼンテーション

まずはバイブレーションの使い方。

Make a long cast to your target, engage the reel, then let the lure fall to the bottom on a tight line.

Once the lure hits bottom, sweep the rod to the side, quickly reel up slack line and repeat, moving the bait toward you in a yo-yo fashion. Most strikes will occur as the lure sinks back to the bottom.

If the lure hangs up in grass or wood cover, you can usually rip it free with a sharp stroke on the rod; this often triggers a reaction strike.

In extremely cold water (upper 30s to low 40s), spool your reel with large-diameter 17- to 20-pound fluorocarbon line so the bait sinks more slowly, and fish it closer to the bottom with less violent hops and a slower cranking speed.

狙う場所へロングキャストします。

リールのクラッチを切り、ルアーをボトムまで落とします。

ラインは張ります。

ボトムについたらロッドを横に、スーっと引きます。

そしたら糸ふけをリーリングで素早く取り、それを繰り返します。

ヨーヨーのように上がって下がってを繰り返すようなイメージです。

 

ルアーが沈むタイミングでバイトが多いと、ケヴィンヴァンダムは言います。

ロッドを横にすーっと引いて、引き終わった頃バイブレーションが沈むので、そのタイミングは集中ですね。

ルアーが水中のカバーに引っ掛かったりしたら、シャープにロッドを煽ります。そのタイミングがバスが食ってくるタイミングになることも多いので集中です。

めちゃくちゃ水温が低いときは17ポンドから20ポンドのフロロを巻き、フォールスピードをゆっくりさせるのもテクニックです。

ボトムから優しくホップさせたり、ゆっくり巻いてくると効果的とケヴィンは言います。

 

ラインを張ってフォールさせて、ロッドを横に引いてリフトさせる。

糸ふけを素早くリーリングで無くす。

割りとスピーディなテンポで攻める。

水温がとても低い場合は少しスローダウン。

勉強になります。

ケヴィンヴァンダムのルアーセレクト

ケヴィンヴァンダムが好きなルアーがあるということで。

縦に攻めるルアーより、広範囲をサーチできるルアーが好きなんだそう。

それがリップレスクランクベイト、バイブレーションということですね。

おもしろいバイブレーション論があるので引用します。

“My go-to fishing style involves combing large structures like flats and points with a lure designed to be fished horizontally, rather than vertically like a jig.” VanDam’s preferred lure for this tournament tactic is a lipless crankbait. “It has the realistic profile and flash of a live baitfish that attracts actively feeding bass, and its loud, chattering sound and intense vibrations also trigger reaction strikes from sluggish bass in cold, murky water. Unlike a lipped crankbait, which floats at rest, a lipless crankbait sinks, and its pointed-nose design lets you practically drag it across the bottom without constantly hanging up. This makes it especially deadly during winter, when bass tend to be heavily bottom oriented.”

 

よりリアルな見た目で、ベイトフィッシュのようなフラッシングもある。またノイズもうるさく、波動もある。

これらが濁りの入った水のバスのリアクションバイトを生み出す。

クランクベイトと違い、沈むという特性があり、さらにその形状もあって、ボトムを引っ掛かることなく引いてこれる。これがボトムに潜むことを好む冬のバスに、バイブレーションが効果的な理由なんだと。

 

冬のバスは、水温がより安定するボトムを好みます。

そんなバスにアプローチしやすいのが、勝手に沈んでくれて、そのままレンジをキープしやすいバイブレーションなんだということですね。

ボトムでバスに出くわすことができるだけじゃなく、バイブレーションならではの見た目と音と波動が効く。これがケヴィンヴァンダム師のアイデアです。

もちろんケヴィンヴァンダムが推すバイブレーションはストライクキングのレッドアイシャッド。

フォール時のアクションが秀逸で、アメリカではラトルトラップに替わる代表的バイブレーションです。

パタパタしながら小気味良いサウンドを鳴らす、本当に魅力的なルアーです。

 

 

ケヴィンヴァンダム師はバイブレーションが引っ掛かりにくいと言いますが、ここは少し疑問ですね。

バイブレーションめっちゃロストしてきましたから。扱いが下手とか、地形を知らずに、チャリが沈んでるようなとこを引いてきた自分がいけないんですけどね(笑)。

でも引っ掛かりやすいのは間違いないです。

ジャッカルのTN60は誰もが知る引っ掛かりにくくて釣れるバイブレーションですね。

 

 

 

TN50も大好きなルアーです。多魚種釣れる楽しいルアーですね。

 

 

 

タックルについて

ケヴィンヴァンダムのタックルセレクトはこんな感じになります。

7フィートミディアムのクランク竿

がっちりしたバット部に入り込むティップが肝なんだとか。

バイトを感じたときのフッキングで、針がバスをしっかり掴むには、ティップが柔らかくないとダメなんですね。

かつ柔らか目であれば、化け物のようなバスをいなすショックアブゾーバー的仕事をしてくれるんだそう。

7フィートミディアムのクランク竿といったらわかりやすいのはゾディアス170M-Gとかどんぴしゃですね。

 

 

ちなみに、リールはベイトのローギア。低水温なので、スローダウンさせたいとき、それに対応できるギア比がいいとのことです。

 

まとめ

冬に強いルアーのひとつ、バイブレーション。

広範囲&ディープを探ってバスを引きずり出すことができる冬のマストアイテムです。

ここ!っていう縦の変化やカバーをピンで釣れる場合はバイブレーションじゃなくてもいいと思います。

ラバージグ、スモラバ、ダウンショットとかもそういうシチュエーションで活躍するルアーで、そっちの方がいい場合もあるでしょう。

そんな風にポイントを絞れてない、っていうときはバイブレーションでサーチがいいっていうのがケヴィンヴァンダムのポイントなんですね。

なかなか場所を絞れないとか、ピンで撃つ場所も少ないとか。おかっぱりしているとそういうシーンに出くわします。

そんなときにバイブレーションはもってこいということになりますね。

次の釣りはバイブレーションを忍ばせていきましょう!きっといい思いができるかも。

ということで今日はケヴィンヴァンダムのバイブレーション論でした!

Thank you for reading!

 

 

 

 

 

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