フィッシングショー横浜2018。
プロの方から新製品の情報、主にルアーについて色々伺ってきました。
まずはシマノのバンタム(ルアー)から色々紹介していきたいと思います。
シマノブースで
シマノブースで山木さんを発見しました。
山木さんの手には見たことのないルアーが。
お忙しいなか山木さんを一時間ほど独占してしまいまして、嬉しい、楽しい、ありがたいの後、申し訳ない、気持ちになりました。
くそブロガーに一時間も真摯に付き合っていただけた山木さんの神対応に、深く御礼申し上げたいです。
謎のビッグベイト
ガラスのショーケースから取り出され、ぽんと置いてあったのはテールが特徴的なビッグベイトでした。
完全にリポーター失格なのですが、名前を聞いてくるのを忘れるという。一時間も話したのに。
とにかく不思議なテールのビッグベイト。
このテールが衝撃的なライズアクションを生むんだそうです。
ジャークをすると、深く潜っていきますが、更に強いジャークを一発いれてあげると、水面向かって上昇。
水面に追い込まれる魚を演出し、バスも思わず口を使ってしまうという、そういうニュータイプなS字系らしいのです。
追ってくるけれど、魚は呼べるけど口は使ってくれないというS字系の難しさを解消するのがライズアクションだと。これが山木さんのアンサーでした。
ちなみに普通のタックルで投げられる重さで、フローティング仕様。
お腹にシンカーを埋め込められるポケットがあり、ウエイトの調整も可能です。
ウエイトを入れてもライジングアクションはできるみたいです。
噂のスピナベ
シマノのウェブマガジンに紹介されたスピナーベイトもありました。
秘密が隠されているという紹介だったので、それがなんなのか尋ねてみると、「なんにもないよ(笑)普通だよ(笑)」と山木さん。
もちろんなんにもないわけはなく、色んなものがありました。
ヘッド
ヘッドの下の部分にのみ鉛を入れ、低重心にし、水中でのバランスを保つ設計になっています。
こうすることで、3角形のようなシルエットにせずとも、低重心化できるというんですね。
また、樹脂タングステンを使わなかったことについて、樹脂タングステンは脆いからと説明してくださいました。
アーム
アームもまた特徴的です。
ヘッドからラインを結ぶ部分までは太いのですが、それより上、ブレードまでは細い造りになっているんです。
太さの異なるものを繋ぐわけでなく、削って細くするのでもなく、一本ではじめから太さを変えて製造することができるんです、とシマノの方からも説明していただきました。
削ったり、繋げたりであれば強度は弱くなります。
が、この製法でできたアームであれば、抜き上げてもそう簡単にはぐにゃりといかないみたいですよ。
ヘッド下部後方の穴
ヘッド下部、後方にはアイがあるんです。
ここにアシストのフックをつけるのかと思いきや。
ブレードを足したり、ティンセル、フェザーをつけたりするのに使うんだというお話をしていただきました。
大切なのは「波動」ということで、この間のバサー誌で山木さんが書いていた記事について合わせて質問させていただきました。
あとはブレードのお話も。ブレードについてというか、スピナベについての一般的な質問もたくさんさせていただき・・・ちょっとここでは書ききれないのでまたいずれ。
コザック
コザックというバンタムのニュークランクベイトです。
山木さんはバスデイのモーグルクランクが好きだったんだとか。
手持ちのモーグルクランクが無くなったから、飛距離等のモーグルクランクの弱点を改良したクランクを作ろうと思ったのがきっかけだったみたいです。
で、思うわけです。
モーグルクランク・・・モーグル・・・それでコザック!と。
モーグルでいえば基本中の基本というコザックという技のように、基本性能がしっかりしたクランクなんですね。
マクベスと
マクベスと違うのは、カバーがなくても、カバーを通さずに釣れるクランクということ。
イヨケンさんがアメリカで、カバーをバンバンクランクで撃つのにはマクベスのようなクランクが必要だけれど、そういうシチュエーションや使い方は日本では・・・というお話がありました。
もちろんカバーがないところでマクベスを使っても釣れるし、なんだって釣れるときは釣れるんだけどねとも(笑)。
リップの角度と飛距離の関係だったり、開発裏話が非常に面白かったです。
どのメーカーのどのクランクのリップが・・・とかいう話が聞けるのもフィッシングショーの魅力です。
ウェイクベイト
こちらは新しいウェイクベイト。
マクベスベースなのか聞き忘れてしまいましたが、マクベスのような感じですね。
竿の角度で水面下を潜らせたり、引き波を立てて引いてこれたり。
ブレード
ブレードがついているこのウェイクベイト。
ブレードのフラッシングが・・・というのがポイントではないようです。
バスは実は丸っこいシルエットをあんまり好まないんじゃないか、という仮説から、残像を引き延ばすためにブレードを付けたという山木さん。
丸いのがダメとか丸いほうがいいとか、そういうのを語れるレベルまでウェイクベイトを使いこなしてみたいものです(オールドのフットルース5個くらいタックルボックスで肥やしにしているツリラクには無理)。
まとめ
バンタムMGLが登場し、バンタムルアーもより一層注目されること間違いなしの2018年。
そんなタイミングで山木さんに、お話を伺うことができてホントラッキーです。
ラウドノッカーからは、ザラスプークリスペクトカラーが出るみたいですし、ウェイクベイトもコザックもスピナベも古代魚ライクなS字形のジョイントベイトも気になるし。
タックルがバンタム色に染まりそうな1年です。
あのシルキーな巻き心地のバンタムで巻き巻きしたいなー。
ということでバンタムルアー新製品情報2018でした!
山木さん、本当に長い時間お付き合いいただきありがとうございました!
Thank you for reading!