Photo by Bassmaster
いよいよバスが産卵を迎えるシーズンです。
いわゆるプリスポーンというこの時期の釣りについて、Bassmasterの記事、“Prespawn plastics”を読み、学んでいきたいと思います。
膨らむのはサイズだけじゃなくイライラも
プリスポーンのこの時期はデカイのが釣れる時期とも言われています。
が、なかなか釣れない難しさがあり、イライラすることも。
春バスはどこに居るのかなかなか定めにくいと著者のグレッグ・ヴィンソンはいいます。
グレッグのアプローチ
物事をシンプルに。筆者グレッグのアプローチを紹介します。
考えること①
まずは水温をヒントにします。
水温13度になるとラージマウスは産卵に上がってきます。
この季節、一日の中で水温が変わることが ―特にシャローで― 起きるのですが、そういうときは平均水温で考える、とグレッグは言います。
数日間の水温変化を比較したり、前の週と比較したりするのが大切だと加えております。
温度がどう変わるかでバスのポジションが変わるからということなんですね。
当たり前のことかもしれませんが、水温を比較したりすることで、どこを釣るかセレクトするときや移動するときのヒントになるということですね。
考えること②
次は場所です。
バスが一般的にどこで産卵を迎えるのかを考えます。基本はシャロ―になりますね。
If the average water depth in the area is shallow, like in a Florida lake, I look for dense cover that’ll hold heat. If it’s deeper or if there’s a break nearby, I’ll move out or near the first break.
釣り場が平均的に浅ければ、熱を保てる密集したカバーのあるエリアを探ります。
ブレイクがあったり、深くなっていれば、浅いところを探して移動するか、岸から一個目のブレイクのそばで釣るとグレッグは言います。
ワームについて
ワームについて話す前に、水温についてもう少し詳しく言及します。
Prespawn bass in colder water or in dropping water are usually not as aggressive so I tend to fish baits that are small and that make a small profile.
水温が下がって低水温になると、プリスポーンのバスは攻撃的じゃなくなるとグレッグは言います。
そういうときは小さいシルエットのルアーを使うんだそうです。
ストレートテールのワームをシェイキーヘッドで使うというのがファーストチョイス。
日本だったらストレートワームのネコリグになるでしょうか。
シルエットを抑えながら、必要十分なフォールアクションでバスを誘えるかどうかが大切ということなんですね。
3.5インチのパカスリムクローも使うというグレッグ。
大きな平べったい爪が特徴のクローワームですが、手の水押しもサイズ感もナチュラルの域を越えない良い感じとのことです。
水温が上がっているときは、バスがより攻撃的になるということで、より大きいルアーをセレクトするグレッグ。
より強い水押しでバスを刺激するのがグレッグ流です。
具体的にはクリーチャー系のワームやパタパタアクションのクロー系。
重いジグも効果的なんだとか。4インチのパカスリムクローに、ジグっていうのがグレッグのお気に入りです。
使い方
ピッチングで点で誘うのではなく、スイミングで誘うのがグレッグの使い方。
カバーをスイミングで通すと良い、ということです。
カラーチョイス
プリスポーンの時期のカラーセレクトはシンプルだと言うグレッグ。
ステインからマッディーの濁りであればブラック&ブルー。もしくはグリパン&オレンジ。
比較的クリアであれば、ウォーターメロンレッドがGOODとのことです。
音と匂い
マッディーなコンディションであれば、この時期特にラトルや匂いが効くとグレッグは言います。
ラトラーをワームに差し込んだり、ガーリックフレーバーをワームに着けたり。
これがグレッグのワームフィッシングin Springです。
まとめ
バスがどこにいるのか。
とりあえず水温を鍵に、場所をセレクトすること。
そして水温に合わせてワームのサイズやアピール力を変えること。
点ではなく線でカバーを攻めること。
ツリヘタな自分の知らなかった基本が読めて良かったです。
水温以外にも、バスを捕まえるための要素って他に何があるんでしょうね。ベイトがどこに集まってるかとかかな…。
ということで、今日はプリスポーンとワームについてでした!
Thank you for reading!