シマノとダイワ。
蠍と蜘蛛がガチンコで勝負してるので、どんな違いがあるのかチェックしてみます。
シマノ 19スコーピオンMGL
シマノといえばスコーピオン。
一般大衆向けのポジションをとるスコーピオンが2019年リニューアルとなりました。
象徴的なスコーピオンレッドが復活。
黒によってたスコーピオンがらしさを取り戻しました。
スコーピオンMGLの特徴
スコーピオンMGLの特徴を簡単にまとめると、
・MGLスプール採用
・ギア比 6.2:1 7.4:1 8.5:1
・マイクロモジュールギア
・16ポンド100メートル
となっています。
アメリカでめちゃめちゃ売れたクラドK。
そのボディに軽い立ち上がりのMGLスプールを採用したスコーピオンMGL。
16ポンドが100メートル巻けるスプールなので、太いラインを使ったパワフルな釣りをしたい方にピッタリな性格。
ハイエンド機に採用されていた巻き心地ヌメヌメのマイクロモジュールギア搭載です。
ギアの素材は耐久性のある真鍮製。
ハガネボディに真鍮のギアで、エブリデイリールらしさは失っていない。そんな蠍です。
ダイワ 19タトゥーラTW
ダイワのタトゥーラもリニューアルです。
タトゥーラも同じく、ダイワの顔的なポジションのモデル。
アメリカで2018年発表されたタトゥーラ100が日本にもやってきたという形です。
タトゥーラTWの特徴
ニュータトゥーラTWの特徴は、
・TWS
・新型スーパーメタルフレーム
・ゼロアジャスター
・ギア比 6.3:1 7.1:1 8.1:1
になります。
糸の放出時、無駄なフリクションを無くすTWS(Tウイングシステム)が採用されているタトゥーラTW。
ダイワといえば、のレベルワインドですね。
今回のタトゥーラで特徴的なのがゼロアジャスターシステム。
メカニカルブレーキの調整必要なし。ブレーキの強弱は、マグネットブレーキのダイアルだけで良いですよというのがゼロアジャスターシステムです。
ゼロアジャスターシステム羽根つき高級機に採用されてましたが、タトゥーラにも採用となりました。
メタルフレームで、ゴリゴリ使っても問題なしというこちらも「強い」蜘蛛となっています。
スプールは16ポンド100メートル巻けるスプールで、こちらも太いラインを使ったストロングな釣りに向いたスプールです。
どっちが強いか。いざ五本勝負。
どっちを選ぶべきなのか。
主観も交えて勝負(比較)!
ベアリング数
ベアリングの数はどちらも同じ。
ボールベアリング7個。
ローラーベアリング1個。
ということでここは引き分け。
技術特性
スコーピオンMGLはマイクロモジュールギアの巻き心地が武器。
MGLスプールによって3/8オンス、10グラム程度のルアーの投げやすさも良さげ。
タトゥーラTWより少しスコーピオンMGLの方が魅力的に見えます。
ここはスコーピオンMGLの勝ち。
ボディの重さ
自重に若干の違いがあります。
タトゥーラTWは195グラム。
スコーピオンMGLは215グラム。
軽い方がいい!という方はタトゥーラ一択です。
重いテキサス、ジグ、キャロ等をやる場合など、手元に重心がしっかり来る方が良いという意見もあります。
バランスが重要なので、一概にどっちがとは言えませんが軽さ重視で考えるとタトゥーラの勝ち。
価格
お値段も大事なポイント。
調べている感じタトゥーラの方が安くなりそうです。
スコーピオンもアンダー二万円になりそうですが、タトゥーラはさらに安いということで。
価格面のパフォーマンスもタトゥーラの勝ち。
見た目
見た目はタトゥーラの勝ちで(雑)。
クラドKならクラドの勝ちかなぁ。
カッコいいのはタトゥーラ。
でも実際触った感じ、あのマットなボディや、各パーツのフィニッシュは評価が割れそうというのも正直なところです。
結果
ということで、まとめると。
三勝一分け、一敗のタトゥーラTWが勝利!
なんですが、比較してふと思いました。
若者はタトゥーラ。
スコーピオン世代、大人なアングラーはスコーピオンを選ぶのかなーと。
シマノのとダイワはターゲットにする層が若干違うのかなと思える、そんな勝負でした。
まとめ
主観的にスコーピオンMGLとタトゥーラTWを比較してみました。
フィッシングショーでどちらも見てきましたが、道具としての魅力はスコーピオンにも光るものがありました(平和主義じゃなく素直に)。
実際気になってるのはスコーピオン(ロッド)というのはここだけの話で。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
Thank you for reading!