- 1 20タトゥーラ SV TW インプレ。ダイワの本気が感じられる満足リール。
- 2 20 TATULA SV TWのスペック
- 3 17タトゥーラSV TWと20タトゥーラSV TWの大きな違い
- 4 20 TATULA SV TW 早速投げてみた
- 5 パーミング性・剛性
- 6 1/4オンス メタルバイブ
- 7 1/2オンス バイブレーション
- 8 5/16オンス(9g)クランクベイト
- 9 23.5g スイムベイト
- 10 4.5g 小型プラグ
- 11 0.6g ネコリグ
- 12 糸巻き量をスプールに入った線まで減らしてみる
- 13 20 TATULA SV TWは重いか
- 14 20 TATULA SV TWをSLX MGLや17モデルと比較
- 15 20 TATULA SV TWをカスタム
- 16 20タトゥーラSV TW総評
- 17 まとめ
20タトゥーラ SV TW インプレ。ダイワの本気が感じられる満足リール。
正式には20タトゥーラSV TWなのか19タトゥーラSV TWなのか、そこがちょっとよくわからないけれど、モデルチェンジとなったタトゥーラSV TW。
見た目カッコいいやん、もうスティーズやんなニュータトゥーラSV TW。
こいつのインプレッションを早速ですがやっていきたいと思います。
20 TATULA SV TWのスペック
自重 | 糸巻き量 | BB/RB(ベアリング) |
---|---|---|
190g | 16lb:40~80m
14lb:45~90m |
7/1 |
20 タトゥーラSV TWのスペックをちょっと見ていきましょう。
ギア比のラインナップは6.3:1、7.1:1、そして8.1:1の3つ。
今回は巻物用にということで右ハンドルのノーマルギア、6.3:1を選びました。
スペックでは190gという自重。
17タトゥーラSV TWより10g軽くなっています。
糸巻き量は17タトゥーラSV TWとスペック上では変わりません。
17タトゥーラSV TWと20タトゥーラSV TWの大きな違い
17タトゥーラSV TW レビュー。SVスプール普及機はさすがでした。 17タトゥーラSV TWが世に出たとき、この価格帯でこの実力ってホントにダイワさん良いんですか、なんていう声をよく耳にしました。 ずーっと気になっていた[…]
前モデルより10g軽くなったボディですが、それ以外に大きな変更点が。
それはスプール径。
33㎜だった17タトゥーラSV TWですが、20タトゥーラSV TWは32㎜径になっています。
SVスプールではない無印19タトゥーラは34㎜。
2019年話題になったシマノのSLX MGLは32㎜径のスプールなのですが・・・20タトゥーラSV TWはSLXを潰しに来ているということなのでしょうか。
どちらにせよ、ライト目なルアーがより快適にという32㎜スプールが搭載されているのは大きな変更点です。
ゼロアジャスターという、メカニカルブレーキを調整しなくてもOKという機構も20タトゥーラには採用されています。
メカニカルブレーキをいちいちいじらず、外部調整だけで済むというのは、初心者にとっても親切ですね♪
20 TATULA SV TW 早速投げてみた
早速投げてみました。
ロッドは6フィート10インチのM。
よく使われそうな番手で実験です。
ラインはスプールに9割、ほぼぱんぱんに近い状態で試してみます。
パーミング性・剛性
キャストフィーリングについてお話しする前に、まずはパーミングについて。
どのロッドで投げてみようか悩んでいた時にちょっと「?」となったのがパーミングしたときの指の位置。
何かしっくりこない、と感じその理由を探しているとわかったのが中指と薬指の位置。
メカニカルブレーキのタランチュラマークの下、ギアボックスあたりがですね、中指に触れる感覚がちょっと違和感。
いわゆる「ダイワ持ち」っていう握りをしてみると、
中指の位置が大きくかわるのでこの問題は解消。
ダイワ持ち、あんまりやらないのでどうかなーとか思ってたんですが、慣れてくると無意識でダイワ持ちに。
そういうボディ形状なんですかね。
ボディを握りこんでもたわむようなやわさはもちろんなく、カッチリしているところは好印象です。
1/4オンス メタルバイブ
1/4オンスのメタルバイブを投げてみます。
スムースに飛びます。ピッチングもOK。
約30mくらいは飛んでいたと思います(最大巻き上げ長×ハンドル回転数)。
1/2オンス バイブレーション
1/2オンスあるバイブレーション、非常に快適に飛びます。
距離にして約40mくらいでしょうか。
20タトゥーラは32㎜スプールということで、回転しすぎ、暴れすぎるかもーなんていうことを想像してましたが全くそんなことなく。
割と静かに、ぬーんと飛んでいきます。
5/16オンス(9g)クランクベイト
約9gのクランクベイトを投げました。
これは大体25mくらいでしょうか。
十分な飛距離が軽くでます。
巻き重りがひどいということはありません。
巻き心地に関してですが、良くはないけど悪くもない、というか普通にいいんじゃね、っていうそういう感じなのですが・・・。
ゴリゴリ感やジャラジャラ感が強いわけでもなく、ヌメヌメしていてよくわからないということもなく、塩梅的にはこれくらいがちょうどいいんじゃないかという、そういう巻き心地です。
23.5g スイムベイト
大型よりのスイムベイトを投げてみました。
スプールに対して重量ありすぎかな、と思ったのですが、SVスプールのブレーキが非常に有能。
しっかり抑えられながらも、ちゃんと飛距離が出る。そんな印象です。
4.5g 小型プラグ
4.5gのタイニーピーナッツ
こちらは大体20mくらいの飛距離がでました。
「投げられる」という感覚がしっかりあり、驚きです。これはいいっす。
0.6g ネコリグ
さすがにネコリグは・・・と思いながらピッチングをすると「あれ」。
浮き上がりすぎるわけでもなく、普通にピッチングできているような感覚が。
これシンカー何gだ?と確かめると、1.8gだったかなーというシンカー。
0.6gシンカーがパケ入りであったので、さすがに無理でしょーと思いながらも0.6gだとどうか実験してみると。
え。
いや確かに快適ではないかもしれない。快適ではないかもしれないけれど、1.8gと同じように10m以上はピッチングで飛んでいくじゃありませんか。
ベイトフィネスの領域に踏み込む20タトゥーラSV TWのレスポンス性。
これ恐ろしいす。
糸巻き量をスプールに入った線まで減らしてみる
糸を抜き、SVスプールががっつり本気を見せるモードにしてみます。
そしてもう一度0.6gのネコリグを投げてみると・・・。
なるほどなるほど。
飛距離に大きな変化はないものの、トラブルレス性がぐっとUP。
パンパンに巻いた状態でもバックラッシュには強いですが、こっちはこっちですごい。
シュルシュルーと何事もなかった状態に戻ります。
20タトゥーラSV TWのストレスフリーさ・・・ホントストレスフリー。
というか0.6gのネコリグがピッチングでそこそこ狙った通りに投げられるってヤバいっすよね。
一応注意として触れますが、糸巻き量を落とせばその分理屈としては「ハンドル1回転の巻き上げ長」は減ります。
イコール、巻きスピードが落ちる。
飛距離も落ちます。
20タトゥーラSV TWのトラブルレス性をMAXで味わいたい場合は糸巻き量を減らすこと、遠投性やラインキャパ、そして巻取り長を損ないたくないという場合は糸をフルで巻くことをお勧めします。
(フルで巻いても十分バックラッシュしにくい20タトゥーラSV TW。自分はフルに巻いて使っていくと思います)
20 TATULA SV TWは重いか
190gがすごい軽いかというと、そんなことはありませんが、バスX(195g)を使った後に20タトゥーラSV TWをセットしキャストすると「あれ」という違いが。
5gしか違わないのに、随分軽くなったように感じるのは握ったときのポジションなのかなんなのか。
特に「重い」という印象は無く、万人受けする軽さかと思います。
20 TATULA SV TWをSLX MGLや17モデルと比較
【20 タトゥーラSV TW】vs 【SLX MGL】。ぶっちゃけどっちがイイの。 2019年末。突如始まった「32㎜径スプール大戦争」。 32㎜スプールの20タトゥーラSV TWがダイワからリリースされ、シマノが誇る32㎜[…]
20 TATULA SV TWをカスタム
【20タトゥーラSV TW】ベアリング追加カスタムの仕方と効果について。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://tsuriluck.com/2019/12/23/20-tatula-sv-tw-r[…]
20タトゥーラSV TW総評
◎汎用性
◎対軽量ルアー
◎巻き心地
◎飛距離
◎キャストフィール
◎見た目
◎パーミング性
◎費用対効果
20タトゥーラSV TW、正直驚きです。
0.6gネコリグ(5インチ ネコストレート)があんな風にピッチングできちゃうなんて・・・とホントびっくり。
ベイトフィネスリールの方が快適に扱える、っていうのはそうかもしれません。
が、いや、20タトゥーラSV TWでも普通に投げれていると思うんですよね・・・。
いい加減なこと言ってんじゃないと怒られるかもしれませんが、自分の感覚ではちょっと重めのネコリグなら普通に扱えるでしょ、5gのスモラバにトレーラーならなお普通に扱えるでしょう、という感じ。
ということで、
・ストレスフリー性がすごい
・重すぎない自重
2万円を切る価格でこの汎用性の高さはすごいっす、ダイワさん。
飛距離も普通にでます。先代よりキャストフィールや飛距離が出ている感はあると思います(スプール径が小さくなったので、スプールがより回転している感があるのかも)。
とにかくベイトフィネスチックなことができて、トラブルレス性が高く、これ一台で本当に色々できちゃうっていう・・・。
20タトゥーラSV TWやばいっす。