ダイワ トライフォースX 153iV。人生初のベイトリールのインプレというか思い出話。

人生初のベイトリール

私が手にした初のベイトリールはダイワのトライフォースX 153iVというリール。

いつ発売されたのか。どんなスペックなのか。どんな歴史があるのか。などなど、何にもわからない私。

調べてみれば、約5000円程度で売られていたみたいでして、そう言われてみればそうだったような気がします。

そんなトライフォースについて書いてみたいと思います。

初めてのベイトリール

ベイトリールといえばバックラッシュ。

バックラッシュやだよーでもベイトリール使いこなしてたらカッコいいよーとか思いながらこのリールを手にした記憶がございます。

とはいえ何歳の時にこれを手にしたか、どこで買ったか、買ってもらったのかを思い出せない…。

小学5年生くらいだったか、はたまた中学生くらいだったか。

中学生の時、自転車で川にバス釣り行ってスピニングタックルにリニージクワイエットリグって投げたらラインブレイクホームランした記憶が。

てことは中学生の時はまだスピニング使ってたのかな。

んー、思い出せない…。

でもこのリールにヘドンのスーパーソニックライクなバイブレーションを付けて、家の前の公道でキャスト練習した記憶も。

そんなんやってたの小学生の頃じゃないかなぁ。

んー、思い出せない…。

でもとにかく、ベイトリール扱うってのがカッコいいと思ってた。

バックラッシュ繰り返しながらも、あれ意外と行けんじゃんとか思ってた。

親指を離すタイミング、水面に付くときに親指で回転を止めるタイミング、これが重要だ!とか復唱したり、ルアーフィッシング入門的な本を何度も何度も読んだりしながら練習したっけな。

釣りキチ三平みたいなキャラ、矢口先生の描いたキャラが表紙の本だった気がする。これもどこかにまだあった気がする。

うわー。

思い出すとどんだけ純粋だったんだろ、ってなんだか泣けてきゃう。

幼き頃のツリラク少年。食い入るように本を読み、サミングのイメトレ。からの実戦。からのバックラッシュ。ルアー根がかり。からの半泣き。

少年よ。20年経つとな、ウィーンと勝手にブレーキしてくれるリールが出るぞ。

デジタルだぞ。

デジタルじゃなくともストレスフリーでバーサタイルなリールがでるぞ。

少年よ。

その頃には、「ちゃんと投げれた」より、「うぉー飛び感きもちー」とか「まじでバックラッシュしねー」とか「巻き心地シルキー」とかそんなことを気にするようになってるぞ。

それはそれで素晴らしいが、「ちゃんと投げれた」ことにワクワクできるピュアハート。それがピュアフィッシングなんだぞ。忘れるな。

アブ、レッツゴー。

ついにバス釣れた

少年時代、結局このリールでブラックバスを一度も釣ることができなかったツリラク。

うん、多分釣ってないな。その記憶はない。

20代になり、久しぶりにこのリールを取り出し遊びに行ってみたのでした。

釣具屋に行き、うわーゲーリーヤマモトとかなつかしー!つれそー!とか言いながら、カットテールのシナモンを買います。

釣り場につき、カットテールを投げようとするも、てかベイトリールじゃ投げられないよねと。

大昔に買った鉛のバレットシンカーに、でかいオフセットフックをリグります。

オフセットフックの刺し方よくわかんないツリラク青年。

ボディ真ん中にちょんがけしたら釣れそう、という発想がフリーテキサスワッキーというリグを生みます。

カットテールのフリーテキサスワッキーを投げるとあら不思議。

ちっちゃいバスが釣れちゃってるではありませんか。

おいマジか!バスってルアーで釣れるのか!と大興奮のツリラク青年。

時はインターネットがすでに発達した2010年。インターネットで「釣れるルアー」を調べまくります。

出会ったのはグリフォン

そして出会ったのがメガバスのグリフォン。

どチャートというまるで浮きのようなそのクランクベイトを手に入れ、また釣りへでかけます。

すると釣れちゃったヨンジュウアップ。

しかも2投連続。

2本目に関しては50近かったんじゃないかというサイズ。

当時はまだ「彼女」だった今の奥さんに写真を撮ってもらったっけ。

バス釣りチョー楽しい。やばい、最高かよ、というこの体験が、バス釣りという沼にどっぷりはまってしまうトリガーになってしまったのでした。

そしてその時のリールがこのトライフォースさんなのでした。

重さ計測してみよ

おもひではさておき。

デジタルスケールで自重をチェックしてみます。

約250gという感じ。

なかなかにヘビーです。

スプールの重量はこんな感じ。

約30gという重さです。

これがどれくらいの重さなのかということで、比較対象としてはあれですが、20メタニウムのスプールを見てみます。

約14g。20メタのスプールは1/2も軽いんですね・・・。

ベイトリールで小型ルアーやらワームやら投げるなんてのは全然普通じゃない時代。

投げたかったなーこれで、小さいルアー。

少年よ、20年後にはな、べいとふぃ…以下略

投げてみた

久しぶりにこのリールで遊んでみました。

当時のロッドはですね、約10年前に今の奥さんに踏まれて折れてしまいまして存在しません。

いつもの相棒スコーピオン1652R-5で投げてみます。

まずはTN50トリゴンで。

せーの、と投げると、あれ????

全然飛ばない。

メカニカルやマグブレーキをどう調整しても駄目。

がしかし、あ、こんなキャストフィールだったかも、という懐かしさに脳内で何かよくわからない汁がブシャーっとなるのを感じるツリラクなのでした。

懐かしのグリフォンを結んでみれば、なるほどサイドハンドで投げられるような投げられないような。

ブレーキ力が強いのかなんなのかわからないですが、バックラッシュはしにくい。でもまースプールレスポンスが悪い。うん、確かにベイトを学ぶには良かったのかも、とか思ったり。

まとめ

トライフォースくんについてというか、思い出をというか、ダラダラダラダラ文章にしてみました。

思い出いっぱいつまったこのリール。

決して投げやすかったり、扱いやすかったり、気持ちよかったりなリールではないけれど。

たまに引っ張り出して、夢中になって練習してたあの頃にタイムスリップしたいと思うのでした。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

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