今日のお話は、バス釣り復帰後最初に買ったリールのお話を少し。
バス釣りを久しぶりにやりだしたのは5年くらい前。
友達と子供のころ通った川にちょろっと、ダイワのトライフォースというおもちゃみたいなリールと、入門者用のグラス製のロッド使って遊んでました。
落水してひどい状態になったトライフォースに代わるリールを買おうと思ったとき、ガチで釣りするとは思ってなかったので、まぁ安いのでいいやと思い、「11バスワンXT」を買いました。
このバスワン、後から考えると悪くないんですよ。
でも、その時はベイトリールってこんなものなのかなと思い、他のリールを欲しがるようになってしまいました。
バスワンに感じた不満、その理由
まずベイトリールというものの特性をまったく私はわかってませんでした。
重いものを投げるのに適しているということすらよくわかってなかったわけです。
「よく飛ぶ」というアンタレスならなんでも飛ばせると思ってたわけです。
そして実際12アンタレスを手にします(笑)
で、12アンタレスで軽いもの投げるわけですが飛ぶわけがない。ロッドもわけわからん入門用のグラス、べなべなロッド。すべてのバランスがめちゃくちゃだったんですよ。
色々調べると、スプールが重ければ軽いルアーは投げられない。スプール径が大きくても軽いルアーは投げられない。そんなレベルなので、アンタレスもバスワンも飛距離なんか変わらなかったわけです。
逆を言えば、バスワンでも十分タックルバランスがあってれば飛ぶわけです。
今思うバスワン
というわけで、色々投げ込んだり、ロッドを変えてみたりして、バスワンの面白さを感じられるようになったのですが、初心者に向けてっていうのはどうなのかな、と思うわけです。
そのポテンシャルは、高いんです。ぶっちゃけバスワンで事足りるんです。
しかしですが、エリアトラウトで使うような、もしくはスピニングで投げるようなミノー、クランクや1/4オンスクラスのミニサイズのスピナベとか投げます、っていうのは止めといたほうがという感じです。
3/8オンスを超えるようなルアー、やリグであれば普通に使えます。ビッグベイトをやるには樹脂ボディは貧弱で、というのはあるかもしれません。
が、ビッグベイト投げるのなんか全然問題ない。ブラス製のギアが自慢。といっても樹脂ボディがいちいち歪んで、ギアにストレスをかけてしまって、すぐギアがダメになる・・・可能性はあるでしょうが、とにかく、ベイトリールで扱うよっていうルアーだったら十分すぎるくらいよく飛びます。
でも、これに気付けたのは、色んなハイエンドを触ってきて・・・なんですよね。
いわゆる「いいもの」を触る、で、比較する、ってのをしないと、私は気づけなかった。
周りに釣りやりこんでる人がいて、教えてもらえたり、その人のタックル触らせてもらえればそんな遠回りしなくて済むわけですが、遠回りして気づいたわけです。
バスワンいいぞ、と。
バスワンは今
今、色んなタックルが手元にありまして、それらのインプレをいつかはしたいのですが、バスワンはしっかり私の大事なメンバーになっています。
タックルの入れ替えは今までにありました。が、ずっと残ってきました。なぜか。それはただ単に売っても大したお金にならないからです(笑)というのは半分冗談で。
傷がついてもへこまないんですよね(笑)だからガシガシ使い込める。本当のエブリデイリールはスコーピオンじゃない。バスワンなんです!
微調整効かないブレーキだって、ちょっと効きすぎるくらいがいい。トラブルなし。効きすぎて微妙ならブレーキ減らせばいい。そしたらサミングうまくなる。決まればぶっ飛ぶ。ちょーっと軽いかなっていうルアー、ピッチングは気持ちよくはないです。
が、ストロングに行くならバスワン先輩です。
と、バスワンについてだらだら話してきました。
100m遠投したい、とか巻き心地がとか、軽くて疲れないとか、こだわればもちろん違うものがいいのはそりゃそうなんです。が、バスワンの良さも悪さも、「いいリール」に出会わなければわからなかったんです。
馬鹿なやつだと思われるかもしれません。が、バスワンの存在が、「いいリール」がどういいのか、ちゃんと教えてくれたわけです。で、それが同時にバスワンの能力の侮れなさを教えてくれたわけです。
車に積んどく一本に。
気にしないでガシガシ使いたい一本に。
いつもと逆のハンドルの練習用に。
どうでしょう11バスワンXT。
バスワンよ永遠に。
最後にひとつ。メンテナンス性はバッテン。ベアリングを固定しておくパーツが、ピンではないんです。外したら戻せないようなパーツ。何度でもベアリング洗浄できるように、ピンに交換が必要。これは残念かな。
Thank you for reading!