【ダイソー】100均で揃うぞ。簡単ルアーの作り方。【クランクベイト】

 ルアーを作ろう

自分でルアーを作って魚を釣る。

ルアーフィッシングにはそんな遊びもございます。

自分で作ったルアーで魚が釣れたらもっと釣りが楽しくなる!

ということで、ルアー(クランクベイト)を作ってみることにしました。

100均で揃える

でも色々揃えるの大変なんじゃ…。

と、思っていたワタシ。

お値段的にも気軽で、かつまた作ろうと言うときに同じものが入手しやすい100均を利用し、試しに作ってみようと思い立ちました。

100均で入手した道具・素材

100均でそろえたものを紹介します。

・木材

・強力接着材エポキシ2液混合タイプ

・接着材

・0.9ミリ ステンレスワイヤー

・紙ヤスリ

・アクリルスプレー

・カッター形ノコギリ

・彫刻刀

こんな感じです。

接着材は、「リップ」を着けるために購入したのですが、エポキシで足りるので必要ないかと思います。

100均以外で揃えたもの

クランクベイトを作るにあたり、上に紹介したもの以外にも必要なものが。

用意したものはこちら。

・スプリットリング#2

・フック

・精密ドライバー

・サーキットボード0.6ミリ

・カッター(大きめ)

・ペンチ

サーキットボード以外は、既に持っていたので購入する必要がありませんでした。

サーキットボードはクランクベイトのリップを作るために使用するものですが、これは釣具屋さんで購入。

置いていない場合もありますのでちょっと注意が必要です。

サーキットボードの代わりに、CDもしくはDVDをカットしてリップを作るという技もあるようです。

これは今度試してみたいと思います。

ちなみに自分はほぼダイソーでGETしました。

木を削る

クランクベイトを自作する場合、使用されるのはバルサという木材です。

バルサは柔らかく、加工しやすいのですが今回使うのは100均木材。

これはバルサ材ではない(はず)ので、ちょっと硬めでかつ重めです。

この謎の木材もカッターで削ります。

まずは謎の木材を1枚用意しました。

1枚をがんがん削っていきます。

削る際、本来は型紙で型どりをします。

写真は4個目を削っているもの。

自作1号の時、自分は型どりせずに思うまま削ったのですが、量産して色々試したい・・・と思うようになり、既に削ったものから型を作ってみました。

2分割する

ボディを縦に2分割します。

内側にシンカーやステンレスワイヤーを入れるためです。

が、この手順は普通ならアウト。

本来は既に分割された状態の板2枚を仮で貼り付けて一緒に削ったり、それぞればらばらに削って調整したり…というやり方が一般的。

2作目の写真。1枚の板をまず半分にしてから作業しました。

削った後で縦に2分割すると、左右厚さがめちゃめちゃになる可能性大。

ものぐさな自分は、一回適当に作ってみようというテンションだったので、まずそれっぽい形に削りだし、その後でボディの中心「っぽい」ラインをノコギリでギコギコ分割しました(笑)。

クランクベイト内部を彫る

次は内部に移ります。

使ったのは彫刻刀。

彫刻刀でワイヤーをはめる溝を彫り、シンカーを入れる穴も掘ります。

ワイヤーでアイを作る

ステンレスワイヤーでラインアイとフックを取り付けるアイを作ります。

細い精密ドライバーにステンレスワイヤーを巻きつけ、アイの型どりをします。

ボディに彫った溝に沿って、ワイヤーを折り曲げます。

フックをつけるアイをベリー部で作って折り返し、テール部に向かってまた折り返し、という順番で作ってみました。

テール部のアイができたらねじってペンチで切って終わりです。

ワイヤーを丸めるのが非常に難しく、スプリットリングが通ればいいかくらいの超適当な仕上げで諦めました(笑)。

シンカーを埋める

シンカーを埋めるために彫った穴に、シンカーを埋めます。

どこにでもあるスプリットショットシンカー(ガン玉)を2つ入れてみました。

重要なはずの重さすら気にせず超適当です(笑)。

穴も適当で、本当にひどい内部です。

張り合わせる

上手くはまったら、ボディを張り合わせます。

今回は接着材で張り合わせました。

ペーパーでサンディング

ボディ表面をサンドペーパーでやすりがけします。

丁寧に番手を変えて、綺麗にした方がいいんですが自分は適当にゴシゴシしました(笑)。

エポキシを塗る

エポキシ2液混合タイプでコーティングします。

2液混ぜ合わせ、ボディに塗ります。

付属のヘラで塗りましたが、塗りムラがでました。

後でペーパーがけすればいいやと適当に塗りました(笑)。

このエポキシはすぐに硬化するので、ムラなく綺麗に塗るのが難しいです。

リップを作る

サーキットボード(基板)でリップを作ります。

お好みのサイズにカットして、バリを取るためやすりがけします。

リップを挿す溝を彫る

リップを挿す溝を掘ります。

のこぎりで削りました。

この位置の調整が難しく、傾いて泳がないか不安になるポイントです。

エポキシを塗ってから彫りましたが、エポキシを塗る前にのこぎりを入れる方がいいと思います(のこぎりで彫りやすい)。

挿入口はいつ削る?

2個目、3個目作っているのですが、リップを挿す溝をノコギリで彫るタイミングを変えました。

ボディを削り出す前、まだ「面」がしっかり残っている時に削るようにしてみました。

ボディを削り終えた、シェイプが決まっている状態だとボディのカーブでノコギリが難しくなります。

カッターで線を入れてからノコギリを入れると、ズレにくくなりました。

リップを接着

リップを接着剤で付けます。

瞬間接着剤だと、文字通り「瞬間」でついてしまうので要注意です。

溝に変な角度がついていると、挿したサーキットボードが傾きます。

この調整が甘いと泳ぎにかなり影響が出る、というのを後に知ることになりました(笑)。

スプリットリングとフックをつける

スプリットリングを装着し、そこにフックを付けます。

これだけでかなりルアー感出ます。

この後塗装をしていくわけですが、自分はまだ塗装までしていません。

背中を油性ペンでピンクにしたのは、泳ぎのチェックで見やすくするためです。

これで泳いだ。釣れた。

順序にしても、仕上がりにしても「超絶適当」にクランクベイトを作ってみたんですが、これでも普通に泳ぎました。

写真の通りナマズも釣れております。

こんなにもふざけたクランクベイトであっても魚は釣れるのか!と、衝撃を受けました。

基盤リップが効いているのか、アクションレスポンスはかなりGOODでした。

木材重め、サイズもレギュラーサイズなので飛距離は出ました。

巨大ナマズに喰われ、ファイトしても壊れない強さも驚きです。

ただ若干傾いて泳いでいたのが気になるところ。

なんですが、原因はリップを挿す溝でして、色んな角度から見ると、溝が全く水平じゃないんです。

雑に作るとこうなるよという、当たり前の話でした。

この後は

ナマズを釣ることに成功した初号機ですが、この後は塗装をしたいと思います。

凸凹を調整したり、スプレーによる塗装が綺麗にできるよう、ボディをもう一度やすりがけしたいと思います。

かかった費用

上に挙げた「100均で入手した道具・素材」だけでいえばトータル1000円したかしないか。

スプレーを色々買い足すつもりなのと、100均以外で買ったサーキットボード(基盤)もあるので1000円はオーバーします。

が、接着剤や小学生の頃使った彫刻刀が家にあれば1000円行きませんし、サーキットボードではなくCDや下敷きを使えばより節約できます。

一回手にしてしまえば、量産できるので1000円で複数個クランクベイトができちゃうんですから、非常にコスパのいい遊びです♪

学んだこと・思うこと

ルアーを作り、実際に魚に触れ、「カラー」や「リアルさ」と言ったものの優先順位は「ルアーフィッシング」において、低いんだということを学ぶ経験となりました。

(もしかしたらこの木目がナチュラルで、ピンクバックが明滅を・・・なんていうことはあるかもですが・・・)

こんなんで釣れるなら市販のルアーなんでも釣れる!市販のルアー信用できる!という状態になれたのは思わぬ副産物です(笑)。

ルアービルダーさんやルアーメーカーはしっかりプロト品をテストし、その良さを残して製品化しているというその工程を味わえるのは釣りをする上で大事な経験かも。

ちょっと怖いのは、今後自作ルアーばっか投げちゃうんじゃないかということ(笑)。

思い出求めて自作ばっかり巻いちゃいそう・・・。

まとめ

夢中で作っていたため、写真が不十分になってしまいましたが、100均で揃うアイテムでクランクベイトを作ったというお話でした。

こんなふざけた作り方は許せん!という方にはお見苦しい内容だった思います(^_^;)

また色々試行錯誤して追記、更新していきたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

Thank you for reading!

最新情報をチェックしよう!