リールのメンテやカスタムしたいぞ。分解・組立のイロハ。必要な道具は。

リールのメンテやカスタムしたいけど、分解・組立のイロハ。必要な道具は。

リールをカスタムしてみたい。

リールの内部を綺麗にメンテナンスし、少しでも長くいいコンディションを保ちたい。

そういう想いを抱きながらも「でも、無理だ」、そう思い躊躇してしまう。

そんなアングラーの方は多いはず。

今日はリールを分解する上でのポイント的なものをセルフメンテ初心者の私ですが、記事にしたいと思います。

リールの分解は難しいのか

リールを分解することは難しいのか。

正直分解は難しくない・・・はず。

どっちかというと、組立が難しいと思います。

カルカッタコンクエスト50を分解し、レベルワインドを組もうと思ったらこれが非常に難しいオペになり、遠くを見つめたり。

バラすのは割とイージーなんですが、組立のハードさには何度も泣かされております。

スピニングリールの分解組立にもかつてトライしましたが、今は自信がないというレベルの私です。

そんな私がリールメンテナンス時(主にベイトリール)に用意しているものや事、心がけていることなんかを簡単に紹介していきたいと思います。

組立と写真

組立るときに気を付けること。

それは分解しながら写真を撮り忘れないようにすることです。

スマホも用意し、いちいちパシャパシャやっております。

どんな順番で分解していったがわからないと、大変なことになります。

どう組まれていたか、イメージできればいいのですがこれは慣れた人にしかできません。

なので自分のような初心者はとにかく写真。

写真を逐一撮っておくと、あ、これこの位置にあったんだ、こう向いてたんだ、というのが確認できます。

組立と分解図

あと忘れちゃいけないのがリールの分解図です。

分解図は「バンタム 分解図」など、分解したいリール名でググれば出てきます(シマノはこれで出るかな)。

シマノなら、シマノカスタマーセンターのページに色々載っています。

ダイワだとスポーツライフプラネッツアフターサービスのページ。

アブガルシアならピュアフィッシングジャパンのパーツサイト。

これらでチェックできます。

分解図と、バラしながら撮影する写真。

この2つがあれば「この向き、え、こうだっけ」とかいう問題を回避できます。

至極当たり前なことですが、写真とパーツリストガチで重要です。

むやみにバラバラにしない

地味に大事なのは「むやみにバラバラにしないこと」かなと思います。

写真はメインギアなのですが、ギアにはドラグやらなにやら色々ついてます。

全部綺麗にするという場合以外、ひとまとまりにしておいちゃいます。

ネジという問題

リールの分解、組立における「ひとつの障害」、それは「ネジ」。

ネジが回らない!!という壁にぶち当たることがあります。

ハンドルノブを交換しようと、ネジをまわしたら回らないくてネジがなめってしまった・・・。おわた・・・。

ボディを開けようと思ったらネジがなめってしまった・・・。そしてドライバーがすべってボディに傷をつけてしまった・・・。という経験があります。

ネジに潤滑スプレー(556)をシュッとしてトライしたこともあります。

しかし大体は「ちゃんとドライバーの力をネジに伝える」ことで解決。

ネジとドライバーをきっちり垂直に、ネジ山にドライバーをがっつり突き刺すイメージでパワーを伝えると、ダメージを与えることなく上手く外せることが多いです。

リールメンテ・分解・組立に必要な道具類

簡単に必要なアイテムをまとめます。

・ドライバー各種
・プライヤー(ペンチ)
・パーツクリーナー
・グリス
・オイル
・メンテツール各種

ドライバー各種

ドライバーは、サイズが色々必要になります。

100均のドライバーを使ったりしましたが、使えるもの、避けた方がいいものありますね。

グリップがしっかりしているドライバーがあるとイイと思います。

プライヤー

ペンチはEリングと呼ばれるパーツをはめる時に使います。

Eリングクラフトツールなるものもあります。

が、自分は使っておりません(^_^;)

グリスとオイルとパーツクリーナー

巻き心地UPやギアノイズに、そしてドラグ用に必要になるのがグリス。

自分が使っているのはこれ。

このグリスでギアにもドラグにもぬりぬりしてしまってますが、特に問題は無いように思います(^_^;)

粘度は柔らかめです。もう少し固くてもいいのかなーとか思ったり。

純正のグリスがいい!という方には純正グリスもあります。

スプレータイプのグリスもありますが、ギアにはぎっとり系のグリスが良いと思います。

オイルはシマノのスプレータイプを使用したり、リールに付属のバンタムオイルで済ませたり。

オイルの世界もグリスの世界も、調べれば調べるだけ沼な感じ。

今後色々掘っていきたい世界です。

パーツクリーナーは、

ホームセンターに売っているものを使っています。

ギアやベアリングなどなど、分解したパーツをこれで綺麗にしています。

こういうものを使うべきだというのがあるかもですが、素人の自分にはこれで十分かな・・・。

メンテツール各種

カケヅカデザインワークスから出ている、メンテツール各種はリールメンテやカスタム時必ず使用しています。

ハンドルノブキャップリムーバーは本当に有能でして、ハンドルノブキャップに引っ掛けて外すというのが主な役割なのですが、ぶっちゃけハンドルノブキャップを外す以外で使用することがほとんど。

こんな感じで、ハンドルノブキャップリじゃないものを引っ掛けて使っております。

痒いところに手が届くツールです。

ハンドルノブキャップリムーバー
created by Rinker

あと必ず使っているのがトラストレンチ。

分解する際必ずハンドルを外さないといけないので、トラストレンチも必ず登場します。

ハンドルロックナットがオフセットされているケースもちらほらありまして、そんなときは写真のように10Mソケットというツールをロックナットに装着して使用します。

トラストレンチ
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10Mソケット
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ベアリングの清掃に使用するのは、ベアリングチェックツール&スプールベアリングリムーバー。

スプールについたベアリングを外すときにはスプールベアリングリムーバーの出番。

ピンで固定されているベアリングが簡単に外せます。

ベアリングチェックツールがあれば、ベアリングの回転コンディションをチェックできます。

スプールベアリングリムーバー
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ベアリングチェックツール PRO
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もし失敗したら・・・

ここまで色々書いてきましたが、カスタムをしたり自分で分解したりとなると、場合によってはメーカーサポートが受けられなくなるというリスクがございます。

万が一、分解したけど上手く組み上げられなかった・・・とかパーツを紛失してしまった・・・というトラブルが発生した場合は・・・

リールメンテナンスドットコムさんやリール屋ピカレスクさん、というリール修理のプロフェッショナルに頼るという選択もあります。

(リール屋ピカレスクさんは以前自分も利用したことがあります)

まとめ

リールの分解・組立についてでした。

一番必要なのは勇気!というまとめで締めさせていただきます・・・。参考になるお話があれば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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