アブガルシア ブラックマックス
BLACKMAX4 | |
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自重 | 220g |
ギア比 | 6.4:1 |
最大巻き上げ長 | 64㎝ |
最大ドラグ力 | 4㎏ |
糸巻き量 | 14lb/115m |
ベアリング | 4BB/1RB |
アブガルシアのブラックマックスが4世代目になりました。
ブラックマックスと言うと「エントリーモデルの顔」というイメージがあるのは自分だけでしょうか。
最初に買う一台に、はたまたサブ機にするにはどうなのか。
ブラックマックス4のレビューを書いていきたいと思います。
付属品
ブラックマックスに付属するのはリールケース、そしてオイル。
エントリーモデルと言われる価格帯であるにも関わらず、この袋がつくなんて。
こういった心遣いが嬉しいですよね。
ブラックマックス4のルックス
ブラックマックス4のカラーリングはブラック&レッド。
昔から変わらぬブラックマックスのアイデンティティ的な配色になります。
ところどころパーツに使われる赤がいい感じですよね。
メカニカルブレーキのノブや、サイドプレートを止めるシャフト、ハンドルロックナットのリテーナーに用いられるカラーパーツが、カスタマイズした風なルックスを演出してくれます。
合わせるロッドは
黒と赤のロッドというと、コストパフォーマンスと性能の高さで人気のゾディアスを思い浮かべます。
シマノ製のロッドではありますが、ブラックマックスとはどんぴしゃカラーコーデです。
同じアブガルシアから出ているハイコストパフォーマンスモデル、バスフィールドは黒を基調としたカラーリング。
価格的にもブランド的にもバスフィールドはまさに相棒かも。
スプールの重量&ボディ重量
ボディのウェイトは約200g。
チープタックルにあるあるな「自重重すぎ問題」。
200gであれば軽くはないけど重すぎということはないという感じ。
忖度なしで、200gって全然重くないんだな、むしろ軽すぎなくていいのかもとかそんなことを思ったりしました。
スプールは17gとちょっとです。
32㎜径のスプールを採用しているブラックマックス4なのですが、17gという重さはどうでしょう。
32㎜というと、軽量なルアーにもよさげなイメージなのですが、それをスポイルしてしまうのではと思えるような重さではあります。
ちなみに20メタニウムのスプールは13g台。
軽ければいいというわけではないスプールの世界ではありますが、そのあたりどうなのか。下に続きます。
ブラックマックス使ってみた
ブラックマックス4で色々試してみました。
合わせたロッドはスコーピオン1652R-5。ミディアムクラスのパワーのなんでもロッドです。
バーサタイルな番手のロッドでひとまずお手並み拝見です。
巻き心地
巻き心地は正直「良い」とは言い難いですが、ゴリゴリしているとかはありません。
ヌルヌルヌメヌメなシルキーフィールはありませんが、値段を考えればこんなもんでしょう。
巻いているときの擦れ感というか擦れる音は、スプールとボディの干渉なのか。
そこだけ少し気になります。
巻きパワー
ノーマルギアというか6.4:1の巻き取量64㎝というスピードですので、引き抵抗のあるルアーを巻いても辛くないです。
じゃあパワフルに巻けるのかと言えば、お値段クラスという感じでしょうか。
軽やかさはないような巻き味です。
飛距離は
いろんなルアーを投げてどれくらい飛ぶのか試してみました。
簡単に印象をまとめると、昔のエントリーモデルに比べれば本当に良く飛ぶなぁという印象でした。
7-10g辺りのルアー
よく使いたくなるであろう、10g以下、比較的軽めのルアーを投げてみました。
9gあれば30メートルくらいは飛んでいるかなという飛距離。
ロッドの強さが合っていればもっと快適に投げられるんじゃないかと思います。
気持ちよく扱えるウェイトは10グラムあたりからになる印象でした。
1/2オンス以上
ルアーウェイトが14グラムオーバーになると、ロングキャストのフィーリングもぐっと良くなります。
バイブレーションでは50メートルくらいの飛距離は出てました。
ベイトフィネス的な
ノーシンカーワーム、5グラム台を切ると、精度あるキャストはかなり厳しいです。
精度を求めなければ20メートル以上の飛距離は出ていたので、合わせるロッド、巻くラインで多少は変わるのかなと思いますが・・・やはり気持ちがいいのは10gからですね。
キャストフィール
飛距離がでるルアーを投げるときの爽快感はブラックマックスでもしっかり味わえます。
ブレーキセッティングがはまっているときのフィーリングは非常に気持ちいいですね。
ブラックマックスのブレーキについて
ブラックマックスのブレーキはマグネットブレーキなのですが、かなり細かい調整が可能です。
MAXまでもっていけばがっつりブレーキが効くので、ベイトリール初心者の方でもバックラッシュを恐れずにキャストすることが可能です。
細かい調整が可能なので、ライントラブルを回避しながらも飛距離をマキシマイズできます。
ブラックマックスをカスタム
ブラックマックスにカケヅカデザインワークスのオフセットクラッチを付けてみました。
取り付けも、装着後も特に問題のないオフセットクラッチ。
これでブラックマックスがよりクールに、そしてサミングしやすく進化致しました。
このカスタムはオススメです。
ブラックマックス総評
見た目
コスパ
巻き心地
キャスタビリティ
入門機としてのクオリティ
入門のリールとしては十分だよなと思ってしまったブラックマックス4。
細かいことを言えば色々ネガはあります。
32㎜スプールなのに、思ったほど軽量ルアーが投げやすくないとか、巻き心地はそこまで良くないとか、あるんですが。
そもそも6000円台でここまでのリールを買うことができたのかと考えると、このクオリティをこの値段で手に入れることはできなかったよねというのが無視できないファクト。
あれこれ言いながらもこのリール、6000円台ですからね。
おもちゃ感や安物感は強くないですし・・・。
安物だから飛距離が出ないとか、重くてしんどいとかもない。
一昔前のエントリーモデルとは比較にならないクオリティですよこれ。
まとめ
アブガルシアのブラックマックスについてでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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