音を立てるのバスが逃げていく。
音で気づかせてバスを釣った。
そんな経験は誰にもあると思います。今日のテーマはバスの聴覚。
“Do Fish Have Directional Hearing?”を読んでいきたいと思います。
どの方向から音が鳴った?
人間や哺乳類は、どの方向から音がしたか聞き分けることができます。
音が届く時間差を左右の耳で感じることで、どの方向から音がするのか判別できるのです。
が、魚はそれができません。
Their inner-ears are located too close together. Fish don’t have separate ear drums, and sounds travel so much faster in water than in air that they arrive at a fish’s ears almost simultaneously.
魚の耳は左右の位置が非常に近いこと。
それぞれに鼓膜があるわけではないこと。
そして水中における音のスピードは空気中のそれよりもずっと速いこと。
以上により魚にとって音の方向を判別するのは非常に難しい、と言われております。
側線という要素
「聴覚」というタームだけで話をすれば、魚は音がどこから鳴ったのかわからないんだで話は終わります。
が、音の方向に反応できるかという実験を行ってみると、音の方向をわかっているかのようなリアクションを示す魚たち・・・。
As a result, many biologists questioned whether fish could use noises to locate prey or lures. They felt fish received all directional information from their lateral lines, which detect only low-frequency sounds. Lateral lines are hollow tubes along a fish’s side which transmit information directly to the brain.
魚は耳だけでなく、「側線」を使ってルアーや自らを狙う捕食者の位置を感じているというのが実験で分かったんだとか。
側線が感じるのは「低音域」の音のみですが、体の両サイドにある空洞の側線が波動を含む「音」を感知し脳に伝えているというのが実際のところなのでした。
「聞こえている」魚もいる
However, Dr. Richard Fay* and other researchers have shown goldfish, cod, and a few other species can determine direction of sounds by comparing differences in the way sound waves vibrate their ear stones.
実際は側線で方向を判別している、という実験結果が出ていたわけですが。
ドクターリチャードと他の研究者によると、金魚やタラなどいくつかの種は音波の揺れを耳石で感じ取り、音の方向を感じ取っているという意見も出ていたり。
バスが口を使うわけ
もしかしたらバスも、耳石で音の方向をわかっているのかもしれない。
なのですが、
But game fish probably don’t strike until they see baits, sense them with their lateral lines at short ranges, and/or touch and taste them.
口を使うか使わないかは「音」だけでどうというわけでなく、ルアーや餌が「見える」こと、そして側線がそれを感じ、触れる、味わえる距離にないと口を使おうとはしないよというお話でした。
まとめ
魚の聴覚についてでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
Thank you for reading!